パリ以外にもフランスの名所がたくさんあります!【フランス好き必見】

何度もフランスへ来ている人から、パリ以外のフランスの名所に行きたいので、どこかない??とよく聞かれます。

パリ在住の私が、そんなパリ以外のフランスの名所に行きたい人、知りたい人へのアドバイスにでもなればとの思いから、今回のブログを書いてみたいと思います。

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フランスは、パリとパリ以外でできている!

サトミーナ
こんにちは!パリのコーディネーター・サトミーナです。(@SatominaS)

フランスは、パリばかりがクローアップされるように、フランスの首都パリは特別な都市です。パリから一歩外に出れば、すぐに、その違いがはっきりわかります。

パリは、世界のどこにもない美しい街です。今から100年以上前に、大改造の都市計画で作られた今のパリは、街全体がまるで絵画のようです。さすが美的センスが謳われるフランスです。

歴史的建造物とモダンな建築物が上手く調和されたパリの街並みは、訪れた誰をもを魅了し、また、そこで生まれたフランスの人たちも、パリという街にとても誇りを持っています。

パリ市の面積は、さほど大きくありません。東京の山手線内にスッポリ入ってしまうくらいの大きさです。また、観光で訪れる名所も市の中心部に集中しているので、パリ市にある行政区画の全20区のすべて知り尽くしている旅行者はそう多くはいないです。

保守的なフランスの人たちも、地元愛がとても強く、自分の住むカルティエ(地区)しか行かない傾向があるので、パリの人でもパリのこと知らないなんてこともよくあります。

フランスには、13の地域圏があり、その地域圏は、いくつかの県で構成されています。そのうちの一つのイル・ド・フランスと言う地域圏(Ils de France=直訳するとフランスの島)に、パリとパリ以外の7つの県があります。

それらの県を中心とした地方行政区画をdepartement(デパルトモン)=県と言いますが、フランスでは、これらの県を番号で区別されています。郵便番号などにも使われる番号で、フランスの人たちは、よく県や地域をこれらの番号を使って言っています。

パリは、75(フランス語でsoixente quanze=ソワソンキャーンズ)、パリ以外は、92、93、94、95、91、78、77の番号がつけられた県が、イル・ド・フランスにはあります。世界的有名な名所のヴェルサイユ宮殿は、パリ以外の78県のイブリンヌ県にあります。

パリ以外の郊外へ一歩外に出ると、そこには、パリの建物の外観、街並みが全く違った風景が目に入ってきます。日本では、東京などの大都会でも、23区の隣市や郊外は、高層ビルやタワーマンションは存在しなくてもそう光景が、ガラリと変わるということはないですよね。

それが、フランスでは、パリとパリ以外の地域では、明確に違っていて、フランスという国は、パリとパリ以外の二つの地域にわかれているとはっきり言えます。

エッフェル塔、凱旋門やノートルダム大聖堂などのパリを代表する有名な名所は、皆、初めてのフランス旅行で必ず訪れる観光名所です。

パリはこのような名所巡りも楽しいですが、初パリの人も何度目かの人も、日本とは全う、世界中どこにも類をみないパリという街全体の空気を感じること、それが、私が何より皆さんにまず最初のフランス旅行で経験して欲しいことなのです。

パリ旅行の初心者は、まずは、パリの街が持つ独特の雰囲気を思う存分に味わってみる。そしてリピーターは、パリ以外の有名な名所や、パリ以外の知られざる名所に行ってみる。

そうやって、フランスを五感で感じてみること。フランス好きは、絶対にハマります。(笑)それくらいフランスは、パリもパリ以外も魅了いっぱいですから。

メトロで行けるパリ以外の観光案内に載らない名所

パリの郊外は、フランス語でBanlieue(ボンリュー)と言い、貧困問題を抱えた移民の住む地域=危険と言うイメージがとても強いですね。フランスが抱える社会問題でもあり、よく映画の題材とされます。実際に、映画で描かれるような地域が、本当にあります。

でも、パリ近郊すべての地域が、このような地元の人たちも足を踏み入れ流こともできない、ポリスも嫌がるゲットーと呼ばれる地域ばかりではありません。それは、あくまで、ほんの一部です。

パリ市は、東京に比べ小さい都市で、市内にある有名な名所は、中心部から西側にあるので、観光ツアーでは、そうしたほんの一部のパリだけしか見ることはできません。だから、パリの郊外と言っても、あまりピーンと来ないものです。

パリのメトロは、市内の地下を走る地下鉄ですが、ほとんどのメトロの線の始発と終着駅は、パリ市ではなく、隣市にあるのです。

だから手軽にメトロを使って、パリ以外の街も名所巡りもできます。そうした地域は、フランスの人たちの日常生活を見ることもできるので、観光以外の色々な発見があって、面白いと思います。

最近、東京に観光で来る欧米人に、意外に人気なのがディープな北区だそうです。赤羽界隈は、東京メトロの乗り入れやJRとアクセスも良く、下町情緒も残っている上、最近はただ人混みだらけになってしまった桜の名所の目黒川に比べれば、まだまだのどかで地元民に愛される桜の名所、飛鳥山公園があります。

こうした外国人受けする多くのポイント満載の地域である北区とかが、今、外国人に人気だということは、意外に、私たち日本人は、知らないものです。それと同じような感覚で、外国人ツーリストが本当のパリ、フランスを見たり体験することができるのもいいものです。

パリのディープな地域の散策のオススメは、19区の運河です。パリの運河といえば、10区のサン・マルタン運河が有名で、サマーシーズンになると夜遅くまでフランス人の若者たちが運河沿いで、ビールなどのアルコールを飲み、おしゃべりして、はしゃいでいます。

そんなガヤガヤした若者の聖地のサン・マルタン運河の上流からラヴィレット貯水池にかけて流れるパリの19区のウルク運河(Le canal de l’ourcq)界隈は、アーティストやBOBOファミリーが移り住み始め、素敵なカフェやお店が増えています。

移民と貧困のだけがクローズアップされていたパリでもっとも観光客が少ないこのウルク運河沿いの地域は、今では、パリのプルックリンと噂されるほどで、今一番HOTな私の好きなカルティエです。

夏になるとたくさんのイヴェントがウルク運河沿いや隣のヴィレット公園で開催されるのでチェックして行ってみて下さい。詳しいイヴェント情報(パリ市のカレンダーサイト)をチェックしてみてください!

メトロ7番線とトラムウェイ3のCorentin cariou駅近くのラヴィレット貯水池にはシャトル船乗り場があります。この無料のシャトルバスを使って、郊外のショッピングモール、Millénaire(ミレネール)までは10分程。サマーシーズンは、サン・ドニ運河をクルージング気分を楽しみながらこのル ミレネールに買い物や映画に行けます。

また、メトロを使って行けるパリ以外の近場で私がよく行くのは、ヴァンセンヌ(Vincennes)とモントルイユ(Montreuil)。ヴァンセンヌにあるお城も簡単に行けるパリ以外の名所です。息子が小さい頃は、ヴァンセンヌの城や、ヴァンセンヌ市とパリ市の隣接地にあるパリのファーム(農場)Ferme de Paris によく行きましたね。

メトロ13番線は、北の方面に向かう途中で、二つの路線に分かれます。サン・ドニ方面に向かう沿線は、フランスのスタジアム(Stade de France)やルイ16世やマリー・アントワネットが眠るサン・ドニ大聖堂にも行くことができます。

毎年、初夏の6月にこのサン・ドニ大聖堂で、国際的なクラッシック音楽の祭典、サン・ドニ音楽祭(Festival de Saint-Denis)が開催され賑わいます。

スタッド・ド・フランスは、サッカーやラクビーの国際試合が行われるスタジアムで、ワールドカップの聖地です。サッカーやラグビーのフランス対日本の親善試合なども、ここでプレイしています。

ただ、パリのサッカーのクラブ、PSGの本拠地は、パリの16区にあるパーク・ド・プランス(Parc de Prince)と言うスタジアムになるので、リーグ中は、こちらのスタジアムの方が熱いですね。(笑)

同じメトロ13番線の北方面に向かうもう一つの分岐線のアニエール・シュル・セーヌ市(Asnières-sur-Seine)にあるガブリエル・ペリ駅(Gabriel Péri) には、ポーランド系のフランス人の友人の女性が住んでいるので、よく行くのですが、駅の周りは、閑散としたバスターミナルしかありません。

同じアニエール・シュル・セーヌ市(Asnières-sur-Seine))には、パリのサンラザール駅からの列車で急行なら一つ目、ローカル線でも3つ目のアニエール・シュル・セーヌ駅があり、こちらの駅は、どことなくフランスの田舎町の駅周辺の雰囲気があります。

パリのベットタウンとして、住宅が整備されたこのアニエール・シュル・セーヌ市。実はなんと、あのブランド、ルイ・ヴィトンの創業者が初めてアトリエを構えた土地でもあるのです。

ルイ・ヴィトンのアトリエは、メトロ13番線ガブリエル・ペリ駅から徒歩10分くらいのところにあるのですが、メトロを降りて、アトリエに着くまでの住宅街は、ここに本当にルイ・ヴィトン発祥のアトリエがあるところなのかと、疑ってしまうほど閑散としています。

ルイ・ヴィトンの名所は、パリの美術館やシャンゼリゼ通りにある旗艦店が有名ですが、こうしたパリ以外にも知る人ぞ知る名所があるのです。

ルイ・ヴィトンのアトリエ見学は、季節によってオンとオフがあるのと完全予約制になっています。予約で人数制限もあるので、きっちり案内してもらえるし、かなり興味深い見学ができるので、ぜひ、タイミングが合えば、行ってみてください。オンラインで予約できるので、こちらを参考にしてください。

こんなにたくさんのガイドブックにも載っていない、まだまだ埋もれた名所が、パリの近場にあること。フランスって、やっぱり楽しいですね。何年住んでいても、いつも私は、ワクワクしています。

パリ以外のイル・ド・フランスにある隠れた名所

次は、パリから郊外へと伸びる高速地下鉄RERで行けるパリ以外のイル・ド・フランス地域圏で私が独断でチョイスした幾つかの名所を紹介したいと思います。

このイル・ド・フランス地域圏のイヴィリン県には、あの超有名な名所、ヴェルサイユ宮殿があります。観光バスツアーで行かなくても、RERC線を使って、フリープランで小旅行の道中も楽しみながらし、ヴェルサイユ宮殿に出かけるのも、また、一味違ったヴェルサイユ見学になるかと思います。チケットだけは、事前に予約要ですが、、、。

また、RERはA線の西側にある終点駅、サン・ジェルマン・アン・レー(Saint-Germain-en-Laye)も、アクセスが抜群にいいので、晴れた日曜日の午後のお出かけに、サン・ジェルマン・アン・レーのお城とガーデンもGoodです。

また、サン・クルー公園(Parc de Saint-Cloud) (サン・クルー公園)もいいですね。週末ともなると、スポーツをする人、ピクニックをする人、散歩する人とで賑わいますが、高台からパリの街を一望できる公園でもあります。その美しい眺めは必見です。

フランスで桜の名所と言ったら、RERはB線で行ける、パリの南にあるソー公園(Parc de Seaux)。最近では、フランスの人たちにもお花見という文化が浸透し始めていているように感じるのです。

それは、どうも毎年、桜の開花の季節でもある4月から5月にかけての日曜日に、フランス唯一の桜の名所であるこのソー公園(Parc de Sceaux)で、ピクニックをする人たちが増えているからのようです。

このソー公園の桜は八重桜。フランスのテレビのニュース番組でも、ソー公園の花見を楽しむ人たちの光景を放送しています。でも、私としては、何もわざわざ、フランスで桜の花見をしなくてもいいかなぁ、、、と個人的には思っています。風情がどうもイマイチ。日仏文化交流的なイヴェントなら大いに結構なのですが、、

このソー公園の庭園は、ヴェルサイユ宮殿と同じ造園家のアンドレ・ル・ノートル氏によるものです。こちらのブログ「フランスにはまだまだ知られていない城の名所がたくさんあります」にも書いています。

私がこのソー公園を倍に楽しむ方法としてオススメするのが朝、早い時間の入園です。ソー公園にはグランカナルと言う大きな池とバッサン ド ロクトゴン(Bassin de l’Octogone)と言う池があります。ジョギング族もいますが、早朝のこのロクトゴン池と周辺の並木がなんとも神秘的で美しいのです。

ル・ノートル氏のデザインしたアールデコスタイルのカスケードもあって、もう、ホント、美しすぎる空間です。朝のソー公園のこの辺りは、なんとも言えない静けさで、ウォーキングがとても気持ちいいです。

早起きは三文の得。パリ滞在中は、とにかく、朝にたくさんいいこと、面白いことが詰まっているので朝から行きたいところに行ってみてください。いつものパリとは違う体験できますよ!

フランスはノルマンディーの林檎の名所の旅

フランスでパリ以外の名所めぐりなら、少し遠出になりますが、ノルマンディー地方の旅もお気に入りの一つです。ノルマンディーのドーヴィル(Deauville)の海岸の街は、サン・ラザール駅から列車で1時間、車のアクセスも良いので、サマーシーズンは、パリの人たち専用のビーチのようです。

ドーヴィルは、19世紀頃からパリのブルジョワ階級の人たちのリゾート地として賑わい始めました。かのココ・シャネルも一次世界大戦開戦の前年にシャネルの第2号店をこのドヴィールに構えています。彼女は、フランスのリゾート地として、このドヴィールとフランスの南西部にあるビアリッツの二つを愛したと言われていますね。

シャネルファン、いわゆるシャネラーと言われる方は、フランスに来たら、シャネルの名所、カンボン通りの本店に駆け込みショッピングするだけではなくて、ココ・シャネルと言う女性そのものにも、もっとフォーカスして、彼女の人生に興味を持って調べたり、シャネルにまつわる名所や由縁の地などを巡るユニークな旅をして欲しいものです。

ドーヴィルの浜辺のデッキの上を歩きながら、ココ・シャネルに思いを馳せてみる。日本の歴史の中で、あまり語られることもない第一次世界大戦ですが、フランスの歴史を知る上で、この第一次世界大戦はとても重要です。

雑学的な見方になりますが、ココ・シャネルの生い立ちや当時の文化を調べることによって、今まで知らなかった、日本の学校では教わることのないフランスの歴史を知ることができて、とても面白いものです。

フランスにあるアニメの聖地を探してみました!

2024.04.07

また、サン・ラザール駅から列車で1時間ほどで、ノルマンディー地方圏の州都のカーン(Cean)に行くことができます。カーンの街の名所めぐりよりも断然にお薦めするのが、カーンの駅前にあるレンタカー屋さんで車を借りて出発する車でのノルマンディーの旅です。

事前に電話やネットでレンタカーの車の予約が必要ですが、国際免許さえあれば、簡単ですし、パリ以外に行く時は、公共交通機関もいいけど、車があると、自由気ままに車を走らせたり、停車したりで、思わぬ出会いにワクワクするのも楽しいです。

ノルマンディー地方は、フランス一の酪農地帯であり、海産物も豊富です。私は、北海道にはほんの数えるほどしか行ったことがありませんし、それも冬の雪の季節だったので、北海道の広大な大地の景色を、この目で見たことがないのですが、、、、北海道出身の方々の多くの方は、なだらかな平野が続くノルマンディーの風景を眺めながら、北海道に似ていると言います。

約3万平方kmの面積を有するフランス北西部に位置するノルマンディー地域圏。最西端には、世界遺産の名所、モン・サンミッシェルがあります。

また、ノルマンディー地方は、林檎を原料としたアルコール類のシードルやカルヴァドスの名産地としても有名です。そんなノルマンディー地域圏のカルヴァドス県とオルヌ県に跨がった40kmのルート・ド・シードル(Route du Cidre)と呼ばれるシードル街道があります。

パリからモン・サンミッシェルに行く観光バスツアーの中で、このシードル街道でもっとも美しい村と言われるボーヴロン・アン・オージュ(Beuvron en Auge)に立ち寄るコースも人気ですね。

道路にLa Route du Cidreと標識が出ているので、それに沿って、気の向くままにレンタカーを走らせる。新緑の5月なら、ノルマンディー地方のりんごの木に白い花が咲き、それはそれは、また、何とも言えない美しいフランスの風景が目の前に広がります。

フランスに来たら、パリ以外のところに行きたい方には、このノルマンディーのシードルルートの旅、りんごの旅は、一押しのプランです。

まとめ

フランスの田舎、地方もその土地の持つ特色がそれぞれ違い、パリ以外でも、フランスは名所も多く、旅をすることがとても楽しく、知れば知るほど、興味も沸いてきて、フランス愛がアップします!。

こちらのブログでも少し紹介しているフランスの南に位置するオクシタニー(Occitanie)地方圏のロット県を中心に、近隣のやタルヌ・エ・ガロンヌ県などに広がる一帯にケルシー地方(Le Quercy)と呼ばれる地域があります。

ケルシー地方は、フランス人から最も美しい村に選ばれたサン・シルク・ラポピー(Saint-Cirq-Lapopie)を初めたくさんの美しい小さい村が点在するユネスコの世界遺産に登録されたフランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路です。

美しい自然の中に、中世の雰囲気をとどめた小さい村の集落が点在しているので、散策がとても楽しい地域です。そして、この地方の特産の美味しいワインと食事も見逃せません!

フランスの有名な名所ばかりが記載されている日本語のフランス観光ガイドブックの中で、ケルシー地方のことに触れているものは極端に少ないですから、ケルシー地方の可愛いくて小さい村々を巡るには、やはり、地元の人やこの地方をよく知るガイドやアテンド(satomina-paris)をお願いすることもポントですね。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の中継地点のロカマドュール(Rocamadour)は、パリ以外のフランスを代表する観光名所として、モン・サンミッシェルに次ぐ人気です。パリからの観光バスツアーもありますから、ロカマドゥール (Rocamadour)だけの見学なら、こうした便利なツアーを利用することもできます。

陸の孤島と言われるケルシー地方で、交通の便が悪くても、私がパリ以外のフランスで一番好きな地域なので観光ツアーではなく、ぜひ、プライベートの旅行で行かれて欲いです。

観光バスツアーでは味わえないロカマドゥールの夜景の名所、サン・シルク・ラポピー近くを流れるロット川沿いの断崖を削って造られた曳舟道の散歩、ペシュメルルの洞窟など、数えたらキリがない魅力溢れる名所がたくさんで、絶対に皆さんも好きになると思います。

フランスは、パリ以外にもたくさんの観光地や歴史的名所があります。一生のうちにすべてに足を運ぶことができたらそれはそれで嬉しいことですが、それは無理ですね。

それよりも、私のとって、フランスでパリ以外に、自分の好きな場所、もう一度訪れたいところ、何度でも行きたいところなら、このケルシー地方しかないかもしれません。

パリで暮らす日本人の私のとって、このケルシー地方は、まるで私のフランスの故郷のような存在でもあります。冬休みや夏休みに最低でも1週間は滞在し、まだまだ素朴さが残るケルシー地方の人たちの暖かさに触れられながら、ゆったりと豊かな自然と美しい村々を見て回ること。

パリでは、どうしてもストレスが溜まるような生活しか送れないので、このようなパリ以外の場所でゆっくり過ごして元気のチャージをさせてもらって、リフレッシュして、パリに戻る。観光して回るだけで、疲れてしまうような旅は、もういいや!できない!したくない!オススメしない!ってこれ、本音です。