パリから行けるアウトレット攻略法

パリでショッピングを楽しみたい方に、パリのアウトレットを紹介します。

パリ郊外にはどんなアウトレットがあるの?どんなブランドが買えるの?日本より安いの?アクセス方法は?などの基本情報から、本当にパリのアウトレットは行く価値あるの?を考えてみました。

そして、どうせ行くなら徹底的に得する方法もお伝えちゃいますね。

Contents

パリのアウトレットと行ったら、ココでしょ!ラ ヴァレ ヴィラージュの全貌公開

こんにちは!パリのコーディネーター・サトミーナです。(@SatominaS)

まずは、パリのアウトレットの代表格。パリ関係のガイドブックやショッピングブログなどでもお馴染みの La Valle Village(ラ ヴァレ ヴィラージュ)から見ていきましょう。

このアウトレットで買えるブランドは?日本より安いの?

さて、「どんなブランドが買えるの?」が、一番気になるところ。好きなブランドやアウトレットでお得なら買いたいブランド、お土産やプレゼント小物を探したいブランドなど、、、。

お目当のブランドの有無や見たいブランドがどれくらいあるが要重要ですね。パリまで来て、わざわざアウトレットに行くんですもの。よーく調べて準備しないと「行って損した!」になってしまいます。

このパリのラ ヴァレ ヴィラージュのアウトレットは、イタリアのミラノ、スペインのバルセロナなどのヨーロッパと中国は上海などの世界合計11箇所でアウトレットモールを展開している会社、The Bicester Village Shopping Collection社が運営しています。

この会社がヨーロッパで展開しているアウトレットモールは、主にヨーロッパブランドとインターナショナルブランドになります。

中国のアウトレットの方は、世界的な有名ブランドの他に中国やアジア系の有名ブランドを取り扱っているのが特徴です。

パリのラ ヴァレ ヴィラージュには、セリーヌ、ジバンシー、モンクレール、バレンシアガ、アルマーニ、グッチ、プラダ、ヴォテガベネタ、バーバリー、クロエ、ジミー チュー、ロンシャン、ヴァレンティノ、ヴェルサスなどの120のブランドのアウトレットショップがあります。

どのブランドも日本より安いとは言い切れないところも。日本円のレートの問題もあって、日本のアウトレットに出ているブランドなら日本の方が安いこともあるからです。

私が見て回るブランドだったら、モンクレールは、お買い得感はありますが、好きなスタイルの商品には巡り合ったことがないです。モンクレールについてはこちらのブログで書いています。

バレンシアガとジバンシーは納得の値段でラッキーなら自分のストライクゾーンの洋服が結構あるような気がします。また、ジミーチューとかは値段も日本の方が安い気がします。

個人的に、私は、日本とフランスどっちが安い?より、これって、日本にある?ない?がプライオリティーであとは、やっぱり気に入ったかどうかとサイズ感を含めて自分らしいかを大切にするので、日本とのプライス比較はあまり当てにならないかもしれません。

パリの買い物はブランドものが安い?お得?【徹底比較】

2024.04.07

アウトレットに来ている大半のお客は、チャイニーズなので、彼らのショッピングマナーもここなら許されている感じです。(笑)ショップ内で、スマホを使って、気になる商品について、日本とどっちが安いか?日本に入っているのか?サイズ?などを調べるのも全然OKなのです。

店員さんに「自分のためじゃない」とか「息子に買う」と言えば、「FACETIMEで商品を見せてあげて!」とまで店員が言ってくれるし。我が家の場合、息子のモノなら、店員さんにFACETIMEで日本にいる息子が直接、フランス語で商品について聞くことが多いです。

もう、高級ブティックらしき雰囲気もなければ、マナーなんてもんもない。なんでもありのアウトレットって感じのとこが良いのか?残念?なのかは人それぞれの感じ方にもよるので、わかりませんが、、。

また、ブランドの入れ替わりや新しいブランドの参入もあるので、HPの取り扱いブランドは必ず、チェックしましょう。また、この ラ ヴァレ ヴィラージュに行くと決めたら、スマホにアプリを入れておくと良いです。ブランド最新情報も英語で見れます。

フランスが誇る超有名高級三大ブランドのルイヴィトン、エルメス、シャネルは、世界のどこのアウトレットにも出店していません。ブランドの価値をキープする徹底したマーケティングです。セールもないと勘違いされますが、パリのエルメスなどはVIPだけのセールが開催されたり、シャネルも商品によってセールのものが出たりしますが、、、。

ただ、VIPセールでエルメスのバーキンが買えるとか、シャネルのセールでバックが安く買えることはありません。だいたいそうしたブランドのバックや商品は、希少価値、プレミア感があるので中古ですら高〜く売っているわけですからね。

ラ ヴァレ ヴィラージュのアウトレットで、最大限得をしよう!

このアウトレットに行くと決めたら、まず、先ほど、書いたように、アプリを入れておくこと。それとプリヴィレージュ( Privilege )というメンバーズ会員に登録しておくと便利です。登録の仕方は、スマホでもHPからでも英語でできます。

それから、航空会社のマイレージ。マイラーの方ならマストです。ここのアウトレットモールで買い物するとANAAIR FRANCEのマイレージが貯まります。だからマイレージカードをお忘れなく。それと、免税手続きでパスポート(最近は、現物なしでも可能であるけど)も必要となるので、携帯した方がベターです。

そして、まずなにより、このアウトレットに到着したら、インフォーメーションサービスカウンターを目指します。電車で来ると、裏口からアウトレットのモールに入ることになるので、どこまでも突き進んで、一番遠い表玄関まで歩くことになります。

そのサービスカウンターで、まず、10%引きのクーポンをゲットしましょう。クーポンをもらうのに色々と入力したりすることになるので、事前に先ほど紹介したプリヴィレージュ(Privilege)で会員登録してあると、この10%OFFのクーポンを貰うのに、手間が省けます。

よく、クレジットカード会社のメンバーズでなければ、この10%OFFのクーポンの特典はもらえないようなことを書いている本などもありますが、これは、誰でももらえます。

ただ、この10%OFFのクーポンも全ブランド、全商品が対象ではないので、ショップに入って、店員にプライスを聞くときに、「10%OFFのクーポンが使えるか?」を聞いて確認しないといけません。私の場合、気に入った商品は、ほとんどこのクーポンが使えないケースが多いのですが、それでも、一応、いつでも、聞いています。(笑)

各店舗でのショッピングの合計金額が175.01ユーロ以上だと、EU圏以外からの旅行者には、免税サービス(DETAXE)が受けられます。20%の付加価値税VATのうち11〜13%が払い戻されるので、面倒がらずに、手続きした方が断然お得です。

会計時に、子供関係、書籍、食品などの免税対象外の商品もあるので、とにかく「デタックス」か「タックス フリー」といえば、すぐわかってもらえます。後は、OKなら、言われた通りに手続きすればいいだけ。

インフォメーションカウンターの横には、タックスリファウンド(TAX REFUND)のコーナーもあり、買い物をしたレーシートをまとめて免税してくれるサービスもあります。ただ、おまとめ免税をしていないブランドショップもあるので、基本は、お店ごとに確認し免税手続きをする方が良いと思います。

払い戻しは、空港でのキャッシュバックかクレジットカードにお金が払い戻される方法のどちらかになります。帰国時に空港での手間を考えると、後日、クレジットカード(銀行)に免税金額が返金される方法にしておくことをお勧めします。

さて、マイレージ加算方法と言うと、各店舗で買い物を済ませ、帰路に着く前に、そのレシートとマイレージカードを持って、サービスカウンターに行くだけ。後は、すべてやってくれます。実際にマイレージの加算が反映するのは、後日で、各航空会社によって異なります。これは、マイラーには嬉しいサービスです。

私は、フランス居住者のなので、免税は受けられません。(涙) でも、このマイレージサービスは、有り難く利用してます。最近のマイレージって、航空券やグレードアップだけでなく、使い道が色々なので、本当に貯める価値大です。

それから、プリヴィレージュのメンバーに登録すると、登録したメールアドレスにメールが届きます。そのメールからリンクをクリックすれば登録が完了です。そしてメールでバーコードが届きます。そのバーコードを、アウトレット内のお店でショッピングするときに見せて、スキャンをしてもらうと様々な特典がもらえるのです。

が、しかし、ポイントカードとして機能はしません。ポイントを貯める感覚より、お気に入りのブランドからお得な情報をゲットできたり、特別なインヴィテーションをもらえたり、パリからのシャトルバス料金が半額になるなどの特典がもらえるのです。

リピーターや居住者にとってはこのメンバーズも会員も十分に利用できるとは思いますが、グループ会社の他の国のアウトレットでの共有はできません。プリヴィレージュ会員は、各のアウトレット限定になるので、旅行者には、そんなに必要かもしれないですね。

ただ、10%OFFクーポンを貰う時は、登録してると早くもらえるので、即クポーンゲットのためにプレヴィレージュメンバーになると考えておいた方が良さそうです。

アウトレットにも年二回のセールシーズンがあります。1〜2月と6〜7月です。大体、アウトレット価格からさらに30%OFFがセールプライスです。全商品がセール対象ではありませんので、この時期にアウトレットに行ったら、気になる商品のプライスのタグがすでにセール価格になっているか、どうかも店員さんに確認してくださいね。

商品を持って、「Prix=プリ?⤴︎」「Solde=ソルデ?⤴︎」(語尾イントネーションは、上げること)に、なんでもシルブプレ(S’il vous Plait)を付け加えて言えば、店員さんと意思の疎通はできます。それから、商品のプライスは、わかりづらいところについていることが多いです。

これから、説明するアウトレットへのアクセスの仕方でも、シャトルバスを利用する場合は、プレビレージュ会員になって50%OFFの運賃で行けば、安くお得です。また、JCBカード会員(たびらばフランスをチェックしてください)だと期間限定でフリーシャトルバスを利用できる特典もあるようです。

フリーシャトルバスまで手に入れ、ここまですれば、パリのアウトレットのラ ヴァレ ヴィラージュで安く得するショッピングを徹底的に追求し攻略したことになりますね。笑)

パリから遠いの?どこにあるの?行き方は?

このアウトレットモール、ラ ヴァレ ヴィラージュ(La Valle Village)は、パリ郊外東部にあるディズニーランド・パリの近くにあります。

行き方は、電車で行くならパリ市内から郊外へ行く、2階建の郊外高速鉄道RERA線に乗ります。パリ市内を走るRER線(A〜E線)は、パリのメトロと乗換駅になっている駅がほとんどです。単独のRER線の駅の場合や接続駅であっても、直接、RER線の駅から乗車することも可能です。

このRERA線の最東部の終点がディズニーランド・パリがあるマルヌ・ラ・ヴァレ シェシー駅(Marne la Valle Chessy)で、その1つ手前のヴァルドーロプ駅(Val d’Europe)で下車すると、このパリ近郊最大のアウトレット、ラ ヴァレ ヴィラージュ(La Valle Village)に行くことができるのです。

A線の駅構内で行き先を探す時に見る路線図やホームの到着予定列車案内モニターには、ミッキーのマークがついています。そのミッキーのマークが付いているマルヌ・ラ・ヴァレ /シェシー駅行きの電車に乗り込むこと。間違えないでくださいね!違う電車に乗ってしまうととんでもないところに行ってしまいますからね。

時間は、片道40分くらい。RER線は、治安が少し心配なところがあるのと、通勤通学の地元の人たちが使う電車なので、時間帯によっては、混んでいることがあります。それでも時間がない弾丸旅行なら、このRERA線を使ってアウトレトに電車で行くことをオススメします。

ヴァルドーロプ駅(Val d’Europe)も改札は1つだけ。右手にショッピングモールが見えます。すぐわかります。ただ、このショッピングモールは、とにかく長〜い一直線で、ここをどこまでも歩いて突き進んで、約10分でアウトレットに到着できます。

途中のショッピングモールは、大型スーパーやファーストファッション、ユニクロ、アップルストア、マクドナルドなどがあり、フランス人が日常的に買い物に訪れるスペースなので、週末ともなるとすごい人です。人混みをかき分け、目的のアウトレットまで歩きながら、いつも遠いなぁ〜と感じています。

好きなだけ買い物もできるし、購買意欲がなくなったりつまらなければ、いつでもパリに戻れるから、電車で行くのが一番です。ただ、電車移動は、スリに合わないように、十分、気をつけてくださいね。

それから、よくあるのが、メトロやRER線の切符のコントロールです。観光客が多い路線は、車内やパリ市内の乗り換え駅構内で、よく切符のコントロール検問に遭遇します。その時に、往復の切符がどれだかわからなかったり、切符を捨ててしまったりしていると、罰金になり、面倒ですから、注意してください。

パリ市内から往復シャトルバスもでています。事前に日本語で申込可能(VELTRA)で電車よりリーズナブルです。バスなので治安的には安心です。

ただ、1日2便で時間(行き9:30am帰り13:00pmと行き13:00pm帰り18:45pm)が決まっているので、もっと買い物をしたかった!また、時間を持て余してしまった!ということにもなる可能性が、、、。

バスの所要時間は1時間とされていますが、どうしても道路事情で渋滞に巻き込まれたりする可能性もあるので、そうした時間のロスも考慮して、それでも、いい!都合が良い!と思えば、バスツアーの選択もありかと思います。

また、パリ市内はデモやノーカーデイなどで交通道路規制が発生することが多いので、予期せぬシャトルバスの運行中止や変更もあるので、この点も注意してくださいね。

最近は、ディスニーランドで遊んで、帰りにUberでアウトレットで買い物して、また、Uberでパリのホテルへ帰るパターンも増えています。このアウトレットは、不定期ですが、夜10:00までの夜間営業日もあります。

サマーターム(夏のセール時期に当たる)は、数日間毎日、夜10時までオープンしていることもあるので、サイトで営業時間をチェックして、賢く、1日、遊びと買い物と満喫してしまう!のもありかな、、と思います。

個人的にお勧めするこのアウトレット活用法は?

私的には、欲張りかもしれないですが、やはり、ディズニーランドとアウトレットでのショッピングの両方を丸々1日で楽しんでしまうのがベターだと思います。

それは、アウトレットでの買い物は、本当、ある意味、運だから、絶対に欲しいもの買いたいものがあるとは限らないからなのです。また、いくら敷居が低いと言っても、アウトレットでの買い物って、やっぱり安かろう悪かろうが本心です。

パリからの小旅行、テーマパーク代わりにアウトレットを楽しむ。最近は、有名フレンチパティスリーも出店しているので、ショッピングだけじゃなくて、1日か半日、遊びに行く感覚が良いと思います。私の場合、免税も関係ないので、もっぱらお土産を調達したりしてますね。

あと、子供服。女の子だったら一度は着せたいフレンチ子供服の王道のボン ポワン(BONPOINT)やボーイの場合は、トミーフィルガーもあるので、子供もどんどん大きくなるから、安いに越したことがないので、大人買いも良いと思います。息子が小さい時は、日本でもパリでもアウトレット=子供服を買いまくり、無駄遣いしてました。

もう1つパリ郊外に大きなアウトレットがあります

パリ郊外にあるもう一つ有名なアウトレット、ワン ナシオン パリ(One Nation Paris)は、ヴェルサイユ宮殿の近くにあります。

パリの東郊外にある「ラ ヴァレ ヴィラージュ」のアウトレットが、有名ラグジュアリー系ブランドのアウトレットなら、こちらパリの西南に位置するヴェルサイユ宮殿近郊の「ワン ナシオン パリ」は、パリジェンヌに人気のお手頃フレンチブランドのアウトレットです。

パリで一番大きいデパートのギャラリーラファイエットの初のアウトレットもあるので、ラファイエットのオリジナル商品から、ラファイエットが取り扱っているいろいろなブランドが一度に見れるのがGOODです。

こちらのアウトレットモールには、アニエスベー、アルマーニ、ベンシモン、ディーゼル、カロル、マージュ、ザ ノースフェイス、VANS、シリリュスやタルティーヌ エ ショコラなどの子供服((こちらのブログをご覧ください) 、ライフスタイルブランドのヴィレロイ&ボッシュ、イヴ デロームなど約70ブランドがアインアップされています。

このアウトレット、ワン ナシオン パリも、複数のショップで買い物をした合計金額が175.01ユーロ以上であれば、各ショップのレシートをまとめて一度にウエルカムデスクで免税手続き(デタックス)を受けることができます。

1店舗で免税対象金額まで足していなくでも、購入合計金額を合わせてカウントしてくれるので助かります。ただ、全店舗がまとめ免税対象ではありません。各ブランド毎に免税手続きが必要なブランドもあるので、ショッピングの前に、ショップかウエルカムデスクで確認してくださいね。

また、こちらのワン ナシオン パリのアウトレットでは、さらにお得な10%OFFのクーポンが期間限定で日本語でゲットできるようなので、こちらのサイトを参考にしてください。

アクセス方法は、アウトレットだけに行きたい場合は、モンパルナスから郊外電車TransilienのN線に乗りVillepreux Les Clayes(ヴィルプル レ クレイ)で下車します。ただ、駅がらアウトレットまで遠いのであまりお勧めできません。

こちらのアウトレットへは、パリのエッフェル塔近くからシャトルバス(英語で申し込み)が出ています。片道でも往復でも購入可能です。電車の場合と違って、このシャトルバスを利用すれば、交通手段においてはストレスフリーですね。ただ、そう大きなアウトレットでもないので、1日がっつり滞在というのも、無駄な気もします。イートインスペースもありますが、スタバとかですし。

やはりこのワン ナシオン パリのアウトレットに行くのも午前中にヴェルサイユ宮殿の観光を楽しんで、午後帰りに寄るくらいがいいかと思います。そうしたプランにピッタリなヴェルサイユ宮殿観光とワン ナシオン パリのアウトレットのバスツアー(英語申し込み)もあります。

このツアーに参加して、帰りのアウトレットでお土産のまとめ買いしても荷物の持ち歩きがないので楽チンです。ただ、パスの時間が決まっているので、その点がクリアなら、観光とショッピングを楽しめる欲張りなバスツアーも選択のひとつかなぁって思います。

ラ ヴァレ ヴィラージュのアウトレット同様、やはり時間の短縮を考えたら、ヴェルサイユ宮殿からこのワン ナシオン パリのアウトレットへ行くのも、又、アウトレットでのショッピング終了後のパリへの帰路もUberを使って移動するのが賢い方法かな、、と思います。旅行中は、余計な時間と疲れだけは、いらないですからね!

地元の人に愛されるその他のパリ郊外アウトレット

フランスのアウトレットの歴史は、1960年代にラコステの本社があることで知られるフランス北部の都市、 Troyes(トロワ)でファクトリーアウトレットモールが誕生したことに始まります。

今では、フランス最大の巨大アウトレットがある市として有名なトロワ市の中心地は、アルザス地方を彷彿させる木組みの家が立ち並んだ可愛い街です。

パリの東駅( Gare de l’Est)からトロワ駅までは、SNCF列車で約1時間半で行くことができます。1時間半毎位に列車が出ているので、パリから日帰りの小旅行にピッタリです。せっかく、トロワに行くのなら、郊外のアウトレットに行くことより、旧市街地の観光、地元名物の料理を食べたりを楽しんだ方がベターだと思います。

トロワには、郊外の東西南北に4つの大きなアウトレットモールが点在していて、どれも車でない限り行きにくいのと、はっきり言って大きすぎて、見て回るのは疲れてしまいます。

出店しているブランドのメインはプチバトーなどのフレンチものや、リーバイスなどファクトリー系が多いようです。最近は、バーバリーなどのインポートものにも力を入れているアウトレットのモールもあるようです。

そんなトロワにあるアウトレットモールの1つ、マルク アヴェニュー(Marques Avenue)が、パリ郊外の3箇所に進出しています。もし、トロワ系のアウトレットに行きたいならパリ滞在中にこちらの近場で済ませたら良いかと思いますので、簡単に紹介しますね。

またまた独断と偏見になりますが、フランスは、パリとパリ郊外、また、それ以外の地方と、3つにファッションセンスと装いやスタイルを区別することができます。あくまで、大まかですが、、。日本だとここまで、東京の郊外や神奈川、埼玉の違いもないと思いますが、、、地方都市に限ってもそうです。

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でも、フランスは、パリとパリ郊外(ヴェルサイユや郊外の高級住宅地は別)に別けて、パリ郊外を一言でディスクライブするなら、日本でいうヤンキーみたいな感じなのです。わかりますか??あまりおしゃれな人って見ないということです。

私から見ればなので、、とっても偏った見方ですけど。彼らたちは、それなりにおしゃれしていると思いますけど、、。好みやコーデがパリとは、全く違うのです。

ZARAなどは、郊外の大型ショッピングモールにもたくさん出店しているし、パリ市内と同じものを売っているにもかかわらず、バンリュザール(Banlieusard=パリ郊外の人)が着ると、なんか違うのよねぇ〜に見えてしまうし、パリっ子ならこの感覚わかると思います。

そんな彼らの御用達なのが、こうした地元直結型のアウトレットなのではないかと思います。免税のサービス、年2回のセールがあっても、観光客はよほどのことがないと、行かないでしょ?みたいな感じです。

私は、パリの郊外南に位置するCorbeil-Essonne(コルベイユ エソンヌ)と言うところにあるマルク アヴェニューのアウトレットに行ったことがあります。確か子供たちとピクニックの遠足の帰りに寄った感じに近いです。

マルクアベニューのアウトレットはお手軽ブランドのレディーズ、メンズ、子供服にナイキ ファクトリー、ル コック スポルティフ、コロンビアなどのスポーツウェアやココットホーロ鍋で人気のル クルーゼ、コスメのロレアルなどのアウトレットがあります。

コルベイユ エソンヌ市には、エソンヌ川とセーヌ川が交わる場所があり、古くから軍事と商業が重要な発展を遂げてきました。今でもその歴史的面影が残る美しい地区が魅力の市なのですが、残念ながらギャングに占領されゲットー化してポリスも入れない巨大なHLM(低家賃住宅)地区があります。

このコルベイユ エソンヌのようなアウトレットは、地元の土地勘というものがよくわかっていないと、行くのは、難しいかと思います。旅行者ならなおさらです。私もアウトレットのためだけに、コルベイユ エソンヌに行くことはないです。

地元のバンリュザールの人たち御用達、気軽に行けるスーパーマーケットのようなアウトレットですね。

それ以外だと、小旅行には丁度いい距離感にあるリール(Lille)市の隣市でベルギーとの国境になるルヴェ(Rouvaix)にもアウトレットがあります。

リールからベルギーにかけては、アンティーク家具や雑貨や工場が多く、まだ穴場だった頃はよく買い付けに行っておりました。最近は、もうバイヤーさんに買い尽くされてしまったような感じなので、目新しさはないです。

もともと、ルヴェ市は、ラデュト(La Redute)、ダマール(Damart)、3スイス(3suisse)などの大手フランス通販社の本社があるところで、E-commerceビジネスが盛んな市です。リールとの間には、メトロも走っていて、ベルギーのアントワープなどへの鉄道も発達しているので、思いのほか都会ですし、生活水準も高いです。

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このルヴェにあるアウトレットは、世界的規模で展開しているアウトレットモールのマッカーサーグレン(McArthurGlen)です。先ほど上げたトロワのアウトレットにもマッカーサーグレンのアウトレットモールがあります。

マッカーサーグレンのアウトレットも国によってアウトレットのショップもブランドも違います。ロヴェのマッカーサーグレンアウトレットは70のショップと120ブランドがあるそうです。

パリ市内にもアウトレットはあります

日本もどこの国も郊外か地方にドーンと大きいモールで展開しているのがアウトレットですね。旅行気分は味わえるかもしれないけど、わざわざ、買い物のために、気に入ったものがあるかどうかもわからないアウトレットに行くのって、アウトレット好きならいいけど、、、。

そうでもない私のような者は、パリでアウトレットショッピングができないのか?となります。アウトレットがなくても、高級ラグジェリーブランドは、デパートや路面店でセールがあります。

顧客だったりすると、セール前から、セール価格で買えることもあるのでもうそれで十分に満足してます。では、パリ市内でも賢く安くブランドものを手に入れらる方法を少し紹介しますね。

フランス語でアウトレットはデグリフェと言います

アウトレットの事をフランス語では、ストック (Stock)、または、デグリフェ(Degrife)と言います。パリ市内の代表的なストックショップは、こちらを参考にしてください。

パリ市14区の南にあるアレジア通りもアウトレット街(ストック)と言われています。ソニアリキエルのストックショップもありますが、今は、アウトレット街としてのイメージは廃れ感がハンパないので、意気込んでアウトレットのショッピングするような場所ではないよう思います。

私がお勧めするパリのアウトレットは、もともとネットでの販売から始まったフランスの新鋭デザイナーをはじめとしたフランスのデザイナーブランドのセレクトショップ、レクセプション(L’EXCEPTION)のストックです。デヴァスもデビュー当時は、レクセプションで買うことができました。

パリのレアールが新しく生まれ変わったと同時に、レアールのショッピングモールにcafeも併設されたコンセプトショップ、レクセプション(L’EXCEPTION))がオープンしています。

このレクセプションのアウトレットのお店が、パリ10区のサンマルタン運河近くにあります。ここではレクセプションが取り扱うブランドの前シーズンコレクションが買えますので、散歩がてらに気軽に立ち寄ってみて、掘り出し物を探してみるのも楽しいです。

パリ市内で、ブランド別にアウトレットがあるという点で、思い出すのがアライア(Alaia)です。マレにある本店の裏手にアライアのアウトレットとギャラリーがあったのですが、デザイナーであるアズディン アライア氏が亡くなってからアウトレットのショップは閉店し、本店の中のワンフロアにアウトレット商品である前コレクションが並んでいます。

店内に入って、ショップで店員さんにアウトレット商品がどこにあるかを聞けば教えてくれます。また、ギャラリーは現在、アライア社ではなく、パリ市をはじめとする幾つかのパートナー財団によって運営されています。ブランドそのものの存続が心配ですね。

パリっ子はアウトレットよりプライベートセール

こうしたブランド別のアウトレットショップ(デグリフェ)より、今だにパリジェンヌからの人気が衰えないのが、ブランドのプライベートセールです。いつも入場に行列ができています。

有名なのが、パリ16区トロカデロとマレ4区の2つの会場を持つアルレティー(ARLETTIE)のプライベートセールです。年間スケジュールで出店ブランド、開催日、会場が決まっていて、フェンディ、ジミーチュー、ランヴァン、ジョンガリアーノなどのデザイナー系ラグジェリーブランドがメインです。

このプライベートセールに行くためには、年間費(50ユーロ)を払って、メンバー会員になる方法があります。メンバーになると、セール開催の前日のプレセールに入館できる他、特別なセールへの招待などの特典があります。

このプライベートセールが始まった頃は、確か無料でメンバーズになれたよう記憶があります。また、2つの会場とも我が家に近いので、有料会員だった事もあります。ただ、年間費を払ってメンバースになって、セール開催にスケジュールがヒマとは限らないので、、。

それに、翌日からは、フリー登録会員であれば、入場できます。(もちろん良いモノは、無くなってしまうけど)フリー登録会員になるにも、いちいちサイトでフランス語で入力してとなるので、面倒なので、今は、顔パスしてます。

夕方の散歩の帰りとか、混んでいなければガードマンよっては入れてもらえることがあるので、蚤の市感覚、寄り道ついでに掘り出し物でも見てみる的な感じです。それでサンルイのグラスとかの高級ガラクタ品を買って無駄使いしてしまうこともあるので、要注意なんですが、、。

まとめ

さて、今回も私が知っている範囲でのパリのアウトレット情報をお届けしましたが、アウトレットに限らず、パリのお店の有無は変わりやすいので、行く前は、必ず、最低最小限、それぞれのHPで出店ショップ、ブランド、営業時間を調べてくださいね。

ブランド王国のフランスはパリのアウトレットだからと言って、アウトレットショッピングに過度の期待はしない方が良いです。その時、その場の雰囲気で買ってしまたり、血迷って買って、後で着ることもなく後悔しまうのもバカバカしいですからね。自分がそうでしたからね(笑)

パリ滞在中にアウトレットに行くなら、やっぱり王道のディズニーランド近くのラ ヴァレ ヴィラージュです。せっかくこのアウトレットで買い物するなら、徹底的に得するように準備だけはして、でも、買い物そのものより、テーマパークで遊ぶような時間の過ごし方の方が楽しいです。

ショッピンそのもので考えたら、わざわざパリの中心から遠くのアウトレットに行くよりも、ブランドものであっても、通常のセールなどの値下がりを待った方が、断然良いですから。

アウトレットで気に入った商品に巡り会う確率は低いですし、アウトレット商品クオリティーっていうのもあるんです。

旅行でパリに来たら、買い物だけなら、パリ市内でプロパーで買って、免税してもらうだけでも、充分にお得感はあるし、時間的ロスもないので効率的です。パリ滞在が長いなら良いですが、ショートステイで、わざわざアウトレットだけに行くのは、ナンセンスな気もしますね。