パリでばらまきお菓子のお土産を調達する方法

パリには、甘〜いスイーツがいっぱい。どれも本当に美味しい。流石、おしゃれなパリ。パッケージのデザインもステキです。

日本に帰国後、パリのお土産としてお菓子のばらまきをすると、思いの外、周りの人に喜んでもらえるものです。

今回のブログでは、パリでばらまき用お土産お菓子調達について、現地からレポートしたいと思います。

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パリはお菓子の都です

サトミーナ
こんにちは!パリのコーディネーター・サトミーナです。(@SatominaS)

パティシエというカタカナ言葉、日本でも、もうおなじみで、お菓子職人、デザートを作る人という意味だと、誰もがわかりますね。

この洋菓子職人というフランス語のパティシエが、これだけ世界中に浸透しているのですから、フランスのグルメやスイーツ文化は、もう国家的芸術の範疇のクラス。

子供も大人も、お菓子、デザート、ショコラ(これもフランス語のチョコレートの意味)と、甘いものは大好きで、朝食も甘系のお菓子とカフォレでスタートが一般的。

ランチも夕食も、外食でもお家での食事でもデザートは、もちろん老若男女で、メインを残しても、しっかり食べるのがフランス人。

そんなフランスは、本家本元、世界最高峰のフレンチパティシを輩出している。歴史ある老舗の有名菓子店の本店やティーサロンもパリには、数え切れないほど、存在している。

日本でも一大ブームとなった、女子好みのラ・デュレのマカロンなども有名ですね。こうしたパリの超有名パティスリーやショコラティエは、どうしても生のスイーツがメインなので、パリのばらまき用のお菓子のお土産には、向かないのが残念。

それでも、どのパティシエブランドもお土産用に可能な保存できるお菓子を製造販売しているので、パリの本店で、そうした品をお土産として購入するのも悪くない。



ただ、ばらまきお土産となると、質も大事だけど、その量も多くなるので、できれば、コスパの良いものを、チョイスしたい。

フランスは、とにかく、物価が高い。それは、食品も例外でなく(乳製品は、日本に比べると断然安い)、消費税も内税を導入し、食品の場合、品目ごとに関税が違う。

日常必需品の食べ物は、通常の20パーセントより税率が低いが、こうも、すべての物価が高いと、こういうパリの超メジャー老舗パティスリー系のお菓子や雑貨は、どれも、お値段が高め。

ツーリストのお土産としてのマーケティングだから、当然、ハイプライス。パッケージとかは、とても可愛く、女子なら、自分にも欲しくなるくらい胸がキュンキュンする商品が並ぶ。

問題は、コスパ。小ぶりのキュートなパッケージに、例えば、マカロン1つとか。ばらまきお土産として、その価値がわかる人に渡せるなら、こういうパリの超有名パティシエ系の日持ちができるお菓子をばらまき用に買うのもいい。ただ、そういう価値がわかる人ばかりではない。

だから、こういうブランドパティシエ系のばらまきお土産は、キュンキュンする感覚や可愛い!を共感できる人たち向けに購入するのがオススメ。

パリの高級パティシエのばらまきお土産は、見た目はおしゃれだけど、このサイズ、大きさと数とそのプライスが必ずしも一致しないから。小ぶりでも、ばらまきお土産にいいかな??と思えるサイズのお菓子類は、どれも高価だ。

フランスは、紙類が高い。ノートなどの文房具も100均タイプのお店もないから、A4のコクヨタイプのノートが紙質も悪いのに、平気で、1冊、500円くらいする。

だから、こうしたキュートでパリっぽいパティシエ系のしっかりブランディングイメージされたパッケージもデザイン料や素材にお金がかかっているということなんだけど、、、。

また、こうした超メジャーフレンチパティスリーブランドのラデュレなどは、パリのDCG空港に店舗出店しているので、購入するのに最適なのは、離陸前、ギリギリに買うのがベター。ラ・デュレのマカロンも日持ち加算日数のカウントもその日からのスタートだから。

デパートで、ばらまきお菓子お土産を調達

パリのばらまきお土産なら、お菓子に限らず、とにかく、地元のパリジャン御用達のスーパーに行くことは、マスト。また、パリ市内には、高級デパートの食品館、デパ地下の類もある。

例えば、ブルジョワマダム御用達の百貨店、BON  MARCHE(ボン マルシェ)のフード館は、流石、パリらしい、おしゃれで、他にはないビスケット、チョコレートなどのお菓子が並んでいる。

フランスは、全ての商品が、基本、オープンプライスなので、同じ系列のスーパーで、同じ商品でも、支店によって、特売とか別にして、常に、商品価格違う。

当然、ラグジュエリー系のデパートの食品は、パリっ子に必需品の毎日の生鮮品、お野菜、乳製品、お菓子もぜーんぶ、スーパーで売られている同じメーカーものでも、お値段がちょっと高い。

だから、スーパーでも買えるような、どこでもあるお菓子を、ここでばらまきお土産に選ぶ必要はない。

お目当ては、ここでしか買えない、BON  MARCHEのオリジナルブランドの小さなパッケージのお土産用のお菓子。上記のパリの老舗高級パティシエで、ばらまきお菓子お土産を調達するよりお手頃で、デザインもいいし、何より、レア感がたまらない。

デパートだから、自分のお買い物とお土産選びまで、一箇所でできるのも、時間がないパリ旅行者には、もってこいです。

パリのスーパーには、ばらまきお菓子お土産の宝庫

パリ市内には、MONOPRIX(モノプリ)、FRANPRIX(フランプリ)、CARRFOUR  CITY(カーフル シティー)、CASINO(カジーノ)などがあります。まさに、パリ市民が日常的に使うスーパーがこの4つのスーパー。

どのスーパーもオリジナルのお菓子やチョコレートがラインアップしている。まずは、この特別感満載なオリジナルモノに注目してみる。

MONOPRIXは、オリジナルのオーガニックのコスメプロダクトは、デザインもパリらしい可愛さで、リーズナブルでばらまきお土産にちょうどいいが、MONOPRIXのオリジナルお菓子となると、少しデザインで残念な面を感じる。

MONOPRIXというロゴデザインを、フランスらしい色使いにしただけのパッケージ。それは、それで、配色とか、一味違う、フランスぽいんだけど、欲を言うともう一捻り欲しい。

それより、MONOPRIXのオリジナルお菓子ブランドは、BIO(オーガニック)の商品群に限る気がする。デザインは、とってもグーだと思う。緑色がベースの箱のパッケージに可愛いロゴとモチーフのビスケットなど、お菓子のばらまきお土産に加えたらいい。

それと、どのスーパーにも、もちろん高級デパートの食品館でも、売っているのが、日本でとっても値段が高いと、みんなが言うBONNE  MAMON(ボン マモン)という、クッキーやマドレーヌなどだ。

いかにもおフランス的な、白地に淡い赤色のリボンのモチーフで有名な、軽量で可愛いパッケージや袋詰めタイプ。日本に入っていないビスケットのフレーバーとかもあるので、ばらまきお菓子お土産に爆買いする日本人の女性は多い。

日本でも結構、知られているこのBONNE  MAMONのお菓子。もらう側も、「あ!これ、フランスのだよね!」と笑みが溢れるから、知られているフランスのお菓子をばらまきお土産にするのもいいものです。

さて、我が家、パリのマレ地区(4区)には、MONOPRIX(モノプリ)とFRANPRIX(フランプリ)、ちょっと足を伸ばしたバスティーユ界隈にCASINO(カジーノ)しかないので、あまり、CARRUFOUR  CITYのオリジナル商品構成には、詳しくない。

さて、FRANPRIXだが、ずいぶん前の私のイメージは、安物食品スーパーだった。でも、最近は、リニューアルされ、以前よりレベルがアップ。FRANPRIXのオリジナルもの以外の食品は、地元パリっ子が、デイリーに利用するやや高級?と思っているスーパーMONOPRIXと同レベル。

ただ、なんといても、まだ、日本人パリ旅行者の多くの人が知らないFRANPRIXのオリジナルのお菓子類。

特に、しっかりしているけど軽い、透明のプラスティック製の丸型の小さいパッケージに入ったチョコ粒だったり、甘〜い一口サイズのアーモンドのお菓子、マシュマロの詰め合わせが、パリのスーパーで調達できるばらまきお菓子にピッタリなのです。

パリ好き、リピーター旅行者、パリ滞在型旅行の方などは、この知る人がっまだ少ないFRANPRIXオリジナルお菓子をのばらまきお土産に、しっかり、買い込んでいる。

スーパーでばらまきお菓子お土産を調達するときの注意点

さて、なるべくかさばらない、重くない、コンパクトでヴァリューアブルな、パリらしいばらまきお菓子お土産をスーパーで購入する時に、気をつけなくてはいけないのが、それは、スーパーのオリジナルでもBONNE  MAMONやLUなどのメーカーのお菓子でも同じで、デザインは良くても、パッケージの紙や袋のクオリティーがいいとは言えないので、日本への持ち運びで、お菓子の箱が壊れる、中身がつぶれたなどのケースが起こること。スーパーで買うお菓子といえば、日本でもそうだ。

破損したようなパッケージをお土産として、人にあげるのは、気が引けてしまう。せっかく、パリで買って、日本に運んできたのに、壊れているって、どういうこと?残念極まりない。中身は、問題ないからって、あげてしまうこともできるが、、。

そうなる前に、まず、スーパーでばらまきお菓子お土産を購入する時は、その辺まで、しっかり、考えましょう。エアーパッキンとか日本から持っていくとか(エアーパッキンをパリで現地調達は、100均とかない上、スーパーと言うよりDIY系のショップに行かなければ手に入らない)

運搬で壊れなさそうなお品、例えば、BONNE  MAMONの袋詰めタイプのお菓子(中は、バターたっぷりのマドレーヌ)をチョイスするとか、一工夫をしたほうがいいです。

パリで自分用に靴などを買ったら、その靴の入っている箱をもらい、こうしたばらまきお菓子お土産をタオルなどに包んで入れて、その箱をスーツケースに入れるなど、移動でのスーツケース内での衝撃を抑え、パリのばらまきお菓子土産の破損を防いでいる旅慣れしたパリの日本人旅行者やは、この辺り、お手の物です。

先ほど、上記で紹介したFRANPRIX(フランプリ)のオリジナルの透明のプラスティック製の丸型の小さいパッケージに入ったお菓子は、サイズもちょうどいいし、とにかく、衝撃にも強そうで、ばらまきお菓子お土産には、もってこいです。

パリのお土産屋さんのお土産用お菓子

パリは、観光大都市。街の一角、特にルーブル美術館とノートルダム寺院界隈には、お土産やさんが立ち並ぶ。

これらのお土産やさんは、エッフェル塔などのイラスト、PARISというロゴ入りの雑貨類が所狭しと陳列棚に並んでいる。(商品によっては、ガラクタ?とも言えるようなものも多いのですが)

こうしたお土産やさんでも、パリのお土産お菓子が手に入ります。お土産雑貨から、化粧品まで、(免税店も兼ねているところも多い)、そして、食べ物のお土産の代表格、ワインやお菓子類まで、一遍で、買い物できてしまうのは、良いところ。

団体ツアーでパリを訪れたら、こうしたお土産やさんに、必ず、案内される。滞在中、自由時間が取れるかわからない、また、自由時間が取れても、時間も限られているし、団体ツアーだから、一人で、特別なお土産だけ調達に動き回るなんて不可能。

団体ツアーの場合、ばらまきお土産も雑貨でもいいし、お菓子でもいいので、ここで、調達しておくのも、帰国前になって、お土産が足りない!と焦って、ストレスになるより、ずっといい。

こうしたパリのお土産やさんで販売しているお菓子類は、一口サイズのチョコの詰め合わせとかで、一粒ずつ、パリのイラストが入った紙に包まれていて、数粒がセットでパケージされていたりする。

こうしたお土産やさんのチョコレートのテイストは、特別に美味しいわけでもない。極端に言うとスーパーのレベルより食品としてのクオリティーは悪い。ただ、パリのイラスト入りというだけのこと。

クッキーとかもそう。それでも、そのパリのイラスト入りがお土産感満載なので、パリのばらまきお菓子お土産になるというわけ。

とにかく、数の方、また、団体旅行者の方、とりあえずパリで買ったがわかる物をお土産にと考えているなら、あまり考えることなく、もしもの時のために、幾つか?または、ガバッと買っておくことも大事です。

一押しのパリのばらまきお土産はダ ローザのチョコ

今、一押しでオススメするのが、パリのエピスリー&ブラッセリー「da rosa」=ダ ローザのレーズンチョコ。左岸(サンジェルマン)と右岸(ヴァンドーム)にイートインできるエピスリーとレストラン 「da rosa」がある。

ブランドのイメージは、薔薇。カラーは、ズバリ、ピンク。日本では表現できない色調のフランスならではのピンク色の薔薇の花。パッケージ類にもすごくこだわっているのが、「da rosa」。

「da rosa」では、高品質なオリーブオイルを初めとしたオリジナルフード、ティー、キャンドルなどのグッズも販売しています。

そうした販売商品の中で、パリのお土産ばらまきお菓子類にレコメンドするのが、レーズンチョコレート粒の詰め合わせ、キャラメル、クッキーなどの詰め合わせの一袋です。

パッケージもキュートでおしゃれなので、見た目もグッドで、いかにもパリのお土産という感じがする。

テイストも一度食べたら病みつきになってしまうほどの食べやすい一粒サイズのレーズンチコ。今、新しいフレーバーを思案中だそうで、近いうちに、シャンパンフレーバー、ポルト(ポルトガルのお酒)フレーバーなどがローンチされる予定だそう。

「da rosa」で調達できる、ばらまきお菓子お土産は、パッケージのデザインや見栄えも、美味しさもハイレベル。

それなのに、今回のブログのはじめに書いたようなパリの老舗の超有名パティシエ店で購入できるばらまき用のお土産お菓子を購入するより、ずっと、お財布に優さしい。

まとめ

気は心と言いますから。お土産って、大事だと思うのです。ばらまきお菓子お土産にも、人それぞれ、あげる方ももらう方もいろいろな思いがあるもの。

確かに、もらって迷惑なモノもあるでしょう。食べ物の好みもあるでしょう。ダイエット中とか、本質的に甘いお菓子系がダメな人もいるでしょう。

パリでばらまきお菓子お土産の購入を考えるとき、たとえ、それが質より量であっても、購入する時に、これは、誰々さんのためにとかと、購入するお菓子のお土産と渡す人を思い浮かべるものです。

それが、ばらまきお土産だとしても。相手をい思う気持ち(少し大げさかもしれませんが)があってこそのお土産なので、ばらまきでも、そこには、買った人の思いもあるのです。

お土産を渡す人の全ての好物を把握できていないもの。それでも、食べ物は、口に入れてしまえば、カタチとしては、残らない。

もらった人も自分が食べなくても、家族の人とか、お子さんが食べるかもしれない、だから、お菓子のお土産って、やっぱりいいんですね。それもやっぱり、そこにパリで買ったという付加価値がつく。

物珍しかったり、好奇心だけで、テイスティングしてくれるだけでも嬉しいもの。(不味ければ、ストップでいい。それ以上、食べる必要もない)

私の場合、今までに、時々、頑なに、こうしたばらまきお菓子お土産を拒む方もいて。そういう方には、しつこく、理由は聞かないけど、色んな考え方の人がいるから、その他大勢的な、ばらまきお菓子お土産をもらうのは、いや!失礼だ!と思っているか?

それとも毎回、日本に私が帰省する際に、お土産をもらうのが悪いと思っているのか??理由を言ってもらえないので、ちょっと、困ったりすることもあります。

嫌な気にならないから、理由を言っていただければ、私も反省する点もあるのだと思う。日本人は、言わないことが美徳なので、察するしかない。

人間関係をスムーズにするのもこういうことなんですよね、ばらまきお土産をいただいたら、ありがとう!っとさらっと受け取るこも大事かなと。それだけあんんですが。あくまで、私だったらですが。

今まで、パリのばらまきお土産として、お菓子類やスーパーのエコバックをたくさん買って、日本に持ち運んでいるけど、在仏日本人の知り合いでは、日本に帰省する際、いかなる人でもお土産というモノを買って持っていくということをしない主義の方もいますから。人それぞれですね。

何はともあれ、パリでばらまきお菓子お土産を探すのって、デザインなども、日本と比べたりできて、渡す人をあれこれ思い浮かべるだけでなく、それだけでハッピーで楽しい時間になるんですね。

皆さんも、初めてのパリ旅行でも、団体ツアーであっても、またリピーターでも滞在型旅行者でも、こうしたパリに住んでいる人たちと同じ目線で、買い物ができるスーパーでのショッピングで、ばらまきお土産お菓子を見つけ出してくださいね!