フランスの子供服ブランドの過去20年を振り返ってみた!

今年、成人を迎えた一人息子。最近、出産後に住んだパリ16区に引越してきたので、子供が小さい時にお世話になった子供服のショップ前を通っては、胸キュンしてます。

最近のフレンチママに人気の子供服ブランドなど、一昔と今のフランスの子供服ブランドの違いなど、あれやこれやとノスタルジーと好奇心からブログを書いてみます。

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フランスの出生率と子供服

サトミーナ
こんにちは!パリのコーディネーター・サトミーナです。(@SatominaS)

息子が生まれる少し前、フランスも先進国の例に漏れず、出生率が落ち込み、国をあげて改革に乗り出した。まず、びっくりしたのは、高額な治療費がかかる不妊治療に国民健康保険が適応して、当時、四回まで体外受精がタダになったんです。

知り合いの在仏日本人のカップルは、国籍はフランス人ではないけど正規滞在労働者で、決められた税金等を収めていたので、こうしたサービスを利用する資格保有者だったので、しっかりフランスで無料で不妊治療を受けて、めでたく子供を授かりました。

彼らは、「日本でだったら、お金がかかりすぎて無理だったっよ」と。日本の不妊治療は、どうしても暗〜いイメージで、人に言えないようなところはあるし、とにかく高額な治療で、出口の見えないトンネルに入ってしまったような感覚。そういう私も、フランスでも日本でも不妊クリニックで受診経験があります。

フランスはそうした政策しかり、妊娠がわかると国からも出産お祝い金としての補助金が毎月もらえ、出産準備グッズや子供服を買い揃えることができる。それに公立の病院で出産すれば、タダだし。

こうして、息子が乳幼児の頃は、まだほんの兆し程度だった出生率も少しずつ伸び始めて、子供服をはじめとするキッズ用品産業も勢いに乗って成長していきました。国も託児所などを増やして、出産後のママと赤ちゃんのサポートを充実させたり。

息子の誕生からちょうど10年位経った頃、ちょうど、世の中は、リーマンショックで大騒ぎだった。でもフランスの子供服業界はだけは、新しいブランドが一気に増え活気があった感があります。

フランスのブルジョワ階級層に人気だった保守的なBCBG(ベーセーベージェ)スタイルの子供服は有名です。ずいぶん前からフランスのBCBGの子供服ブランドは日本に紹介されていて、私たち日本人ママの持つフランスの子供服のステレオタイプのイメージはズバリこれ一色だった。

可愛くキュートなフランスの子供たちが、BCBGスタイルでフランスのブランド物の子供服にをお上品に着ている姿に、ただ、ただ、「可愛い!お人形さんみたい!」と脱帽したもの。青い瞳と栗色やブロンドヘヤに透き通るような白い肌の小さいフランス人のKIDSたちによく似合うセンスの良いシンプルでシックで洗練されたおしゃれなフランスの子供服ブランド。

そんなフランス人形そのままのスタイルを提案してくれる子供服ブランドが、Bonpoint(ボンポワン)。女の子を持ったママだったら、一度は、Bonpointのワンピースを子供に着せたいと思うもの。日本にもショップがあるので良かったらBonpoint日本オフィシャルサイト を見てみてください。

それから、歩くこともままならなくても、フランスの小さい子供たちの足元のおしゃれは革靴です。子供の靴のブランドもフランスでは豊富です。出産のお祝いや記念に、私もこうした子供の革靴を息子のためにたくさん購入しました。それらの小さい革靴は、今でも思い出の宝物として大切にとってあって、飾ってあります

フランスの子供服ブランドとBOBO族の出現

フランスは、日本のように子供が生まれたら子供中心の夫婦になってしまうことはありません。あくまで、自分たちが大事な国民。父親と母親である前に、男と女わけで、お互いがカップルとしての自分自身の立場を大切にしています。

そんなフランス社会に、BOBO=ボボ族と呼ばれる人たちが誕生し、新しいファミリー像ライフスタイルがクローズアップされました。パリのマレ地区を中心としてパリの東側の地区に生息するBOBO(ボボ)御用達のレストランやBIOフードショップ、子供服などのブランドショップがどんどんオープンしました。

最近は、一大ブームも過ぎ去り、BOBOも死語になりつつある感も否めないけど。アーティスト達に魅力的なパリの街には、いつの時代もBOBOのようなアートやファッションの仕事を持つ人々やカップルとその家族が生活していて、彼らの価値観が存在する。だから今ではこのようなBOBO風生活様式はすっかり定着してしまっているので、今更感がありありですね。

マレ地区で、15年以上前に、フランスの子供服ブランドの王道「Bonpoint」(ボンポワン)の一族がオープンさせたBOBOの象徴でもあるコンセプトショップ「MERCI」(メルシー)。その近くに子供服をメインに子供の世界観を大切にしたBOBOの子供達のためのコンセプトショップ「BONTON」(ボントン)も出店しました。

オープン当時は、とにかく、このツートップのブランドのショップの口コミや情報が溢れ、日本のおしゃれフランス好きな人たちが憧れるBOBOスタイルとして人気になりました。日本にも似たような小綺麗なブランドのセレクトショップがたくさんあるのに、なぜか、日本人はパリ好きでパリマジックに弱いので、パリに来たら、その頃は皆、Merci(メルシー)やBONTON(ボントン)に行きたがるような感じでしたね。

確かに当時は、メルシーは、今よりブランドもオリジナリティーがあって、店内の構成もディスプレイもさすが、おフランス、おしゃれでキラキラしてました。みんな、メルシーのオリジナルブランドやセレクトされたブランドの洋服や小物、インテリアやステーショナリーグッズをショッピングするBOBOの人たちへも羨望の眼差しで見ていましたよ。

ここで、一言。彼らと同じように、いやそれ以上にブランドに包まれたおしゃれな日本人でも、自分の子供たちにこのようなフランスの子供服ブランドを同じように着せても、どこうしても日本人の子供には、どこか無理があるのも本当。なぜなら、こうしたブランドの子供服の色合いやサイズ感は、フランスの子供のために作られた服なので、差別ではなく、事実として、日本人の子供の顔、肌のトーンや目の色などと、どうしてもマッチしないから。

トータルコディネートとフランスの子供服ブランドを着こなすなら、やっぱり欧米人の子供のようなフェイスと肌、ヘヤーがしっくりする。

フランスの子供服を着せるのも、ただのBOBOやBOBOの真似だけでなく、親のライフスタイル、ポリシー、フィロゾフィーに至るまでが、子供のスタイリングにも大きく影響するから、だたフランスの子供服ブランドを着せました!着させられています!のよう着こなしをしない方が断然、カッコイイ!

今から15年以上前にパリで初めて子供服をはじめとしたKIDのコンセプトストアを誕生させたBONTON(ボントン)。こちらのイラストで見れるBONTONブランドのストリーが可愛い。

フランス子供服ブランドの男の子事情

さて、こうしてBCBGだろうがBOBOだろうが、とにかくズラズラと書いてきましたが、ややもすると子供服は、女の子のためにだけにあるようなもの。女の子を持つママは、可愛くてシックな子供服ブランドのワンピースなんかを絶対に着せたいはずだし。夢がわーっと膨らむ感じがしますね〜。

では、子供服に関して、男の子を持つ母としてどうか?と言えば、フランスの子供服ブランドで男の子の子供服として、お誕生から中高生までのラインアップが揃っていて人気なのが、息子の時代も今もCYRILLUS(シリリュス)。

コンサバでBOBOスタイルではないけど、保守的な山の手ブルジョワ階級の御子息のための一押しブランド。正統派のブランドなので、オシャレ度やアイテム別のサイズ感とラインが個人的にはイマイチなのですが、子供が小さい時の16区在住中には、近くにショップもあったのでお世話になりました。

まるで、昔のフランス映画に出てくる男児たちが着ているような、当時のフランスの子供服の定番的なアイテムとして知られるグレーやダークネイビーのサスペンダー付きの半ズボンに革靴ルックを息子に着せて、親バカまっしぐらで、楽しませてもらいました。だから、シリリュスに感謝ですね。

このブランド「CYRILLUS」(シリリュス)は、通販サイトも人気。子供服だけじゃなく、保守的なフレンチマダムたち自身のお洋服も扱ってます。そして 今では、ネットショッピングで日本まで発送してます。                                                                                                                                                                                                                                                          でも、息子のオシャレをガチで考えた時、こうしたコンサバじゃ、やっぱり物足りないと。マレに引っ越したこともあって、息子の子供服ブランドを散歩がてらに探し回る時期もあったりしましたね。そのうち、どんどん子供も成長してしまいました。だから、彼の好みもはっきりしてきてママがチョイスしたフランス映画の中の子供たち着ている子供服などは目もくれなくなってしまいました。(涙)

幼稚園に入ると、男の子のママが悩むのは、パンツのヒザに穴を開けてくること。どんな高級なフランスの子供服ブランドのトラザーズを着せても園内で膝のところを破いてきてしまう。

幼稚園、小学校と子供たちが就学すると、フランスの場合、毎日の学校生活の中で、自由時間(遊び時間)がとにかく長い。給食時間は2時間で、食後の自由時間は、校庭(校内の中庭)で遊んで過ごすので、その時間は、元気に体を使って遊ぶ男の子たち。彼らの子供服のズボンのお膝はすぐに破けてしまうのです。

だからママたちもどんどん成長していく男の子に合わせて、BOYSのための子供服の中でも特にスボンに関しては、コスパ重視で本数を揃えることに考えがシフトせざる負えなくなります。ヒザが破けにくそうな特別なパンツもないから、どうしてもお手軽なブランドもファースト系パンツが多くなる。

フランスのメジャー子供服ブランドは、Du Pareil Au Meme (DPAM)=ドゥ パレイ オ メムなどで、パリ市内のあちらこちらに支店があります。このブランドはプライスも安く庶民感覚の新生児からの子供服ブランド。また、インポート系のファーストブランドの子供服、ZARA、H&M、21foreever、GAP、ユニクロなどが街に溢れています。

男の子にはそんなお手軽ブランドの子供服の機能性を重視して着回をできるだけする傾向が日本にもあると思います。フランスでも特別なお出かけとかに日本でもお馴染みのUSブランドのTommy Hilfiger(トミー ヒルフィガー)やRalph Lauren(ラルフ ローレン)などのブランドの子供服を着せたりです。

男の子には、NIKEやadidasなどのスポーツブランドの子供服を着せることも多いですね。特に小学校に上がった頃から男児の靴はスニーカーが主流。大人に人気なスニーカーブランドを子供たちも履き潰しては、また、買い揃えるの繰り返し。どうしてもBOYSはセレクトできる幅が狭いから、子供服も靴もクラスの子ともカブリまくり(笑)

フランスの学校は勉強を教えるところ。道徳的な事やしつけに関しては案外、どーでもいい考え。それは家庭でということ。だから、私物がなくなろうが、子供たちが間違えて他の子の子供服を着たり、持って帰ってしまっても、先生もあまり介入してくれない。だから、よく間違えて違う子の子供服を持って帰ってきたり、息子も自分の洋服を無くすなんてことが日常茶飯事でした。

中学や高校になると、オシャレに目覚めたパリのBOYSたちは、大人も目を丸くしてしまうような高額なストリートファッションなどのブランドに夢中になったりと、、、。子供の頃からオシャレに敏感になるような環境に身を置いているから、こうした路線になっちゃうのは、ありといえばありですが、、、、(涙)

トレーナー1着10万円以上するようなストリート系のブランドを着こなして、片手にI phoneのスタイルで通学する都会っ子のパリのティーンズたち。そんな光景をみると、今の時代を感じますね。

フランス子供服のサイズにも注意が必要

出産祝いにフランスの子供服ブランドの贈り物をしたり、いただいたり、、、と。プレゼントを選ぶ時は、相手のことをアレコレと想ってとても楽しいものです。また、結構、悩んでしまったり、決めきれなかったりするものですね。

そこで、フランスの子供服、特に新生児から乳幼児までの期間は、チョイスするときによくサイズを考えることをお勧めします。フランスの子供たちは、生まれた時から、頭部小さめで、お顔も小さいです。

新生児サイズは、思いの外、小さめのサイズ展開で、首回りも狭い。だから、日本の赤ちゃんだと、せっかくの可愛いフランス子供服ブランドの肌着やウェアが、着せようとしたら首が引っかかって頭が大きくて、入らない!というアクシデントに見舞われてしまう。

フランスの子供服のサイズは3歳までは月齢で表記されていて、新生児だと1mois(1ヶ月)で、次は3mois(3ヶ月)、6mois(6ッヶ月)、12mois(1歳)、24mois(2歳)などとなっている。フランスでは子供服をジャストサイズで着せるので、だらしなく見えるのが嫌なのかわからないけど、日本のように大き目のサイズを買って大きくなっても着れるような長く着せる感覚はないんです。

だから3歳までの乳児期の月年齢別のサイズ展開も日本より小刻みなサイズ展開になっているのもこうして、子供にぴったりなサイズの子供服を着せると言う感覚からなのだと思います。

生まれてからすぐに着せられる新生児の定番の肌着は、フランスでは、BODY(ボディ)と呼ばれ、股の部分がスナップボタンになっているタイプ。日本では、ロンパースと呼ばれているもの。ぴったりフィット感が大事なので、身幅が狭い作りになっているから、日本の赤ちゃんにはフランスの乳児の肌着はちょっと細身かもしれません。

大人にも子供服サイズのプチTシャツが人気のブランド「Petit Beateau」(プチ バトー)などは、手軽なプライスで、肌触りの良いコットンのBODYをたくさん販売しているので、フランスでも出産祝いの子供服ブランドとしてとてもポピュラーです。

でも、日本の赤ちゃんには、胸囲をよく確認しないと、首回りが小さすぎる!入らない!ってこともあるので、気をつけてください。

ギフトに人気の「Jacardi」(ジャカディ)などのフランスの子供服ブランドのBODYも同様、胴回り、首回りをよく確認してから購入してくださいね。フランスの赤ちゃんは、BODYの下着にスエットパンツなどを履かせてそのままのことも多いし、このピチピチBODYの赤ちゃん!なんとも可愛いものですね!

それからフランスの子供ブランド靴もサイズにも気をつけてください。日本人の子供は、大人と同じで足の甲の幅がワイド。フランスの靴は、甲の幅がとてもシャープです。ヨーロッパの人たちと私たち日本人では、足の型も違うというもの。それは、赤ちゃんも同じ。

そんな私も、ついついフランスの子供靴の可愛さで飛びついていくつも買い揃えたものです。でも、実際、息子がそれらのキュートな子供靴を履いたかというとそうでもないんです。一度も使用することもなく、記念に大事に飾ってあるくらいですから(笑)

まだ歩くこともできないベイビーでも、靴を履かせる文化のフランス。おしゃれは、足元からとばかり。フランス人のファッションセンスが良いのもこうした子供の頃から自然に自分に合ったおしゃれなセンスが身につく環境の中で育つからなんですね。

フランスの小児科の先生が勧める子供の靴は、先が丸めで、足首まであるタイプの皮靴。サイズはもちろんジャストで。フランスの子供靴は、子供服同様、サイズ選びが日本人の子供には微妙に難しい。大人も子供も日本のようなCM表記ではないから。

一番小さきサイズが大体10cmで表記は16となる。フランスの靴の17サイズは、10.5cmと大体、0.5cmずつ大きくなるようなサイズ展開で、大人の私は、日本では23.5cmでフランスだと36か24cmの37になる。

靴もそれぞれデザインが違うので、ブランドごとのサイズ表記と実際のフィット感は異なることが多いので、気をつけること。靴に関しては、春夏と秋冬とシーズンの違いはあれど、革靴となるとブランドものは、とても高いので、大き目のサイズを買うことがやっぱりポイントです。

安定な人気のフランスのスーパーの子供服ブランド

パリを歩くとMONOPRIX(モノプリ)と言うスーパーに出くわします。食料品から日用品、文具、衣料までを扱っているスーパーで、日本でいうとイトーヨーカードみたいな感じといえばわかりやすい。

ただ最近では、MONOPRIX(モノプリ)も取り扱っている食品などが、リュックス傾向で、すべての商品金額も高くなってきて、一概に庶民的スーパーとは言えなくなってきました。

衣料品に関してはMONOPRIX(モノプリ)もトレンドを取り入れたオリジナルブランドのコレクションを展開しているし、雑貨やインテリア小物、食器類はフランスらしいデザインが溢れている。有名パリコレデザイナーたちとのコラボもののコレクションやモノプリオリジナル限定ブランドもシーズンごとに発表され人気。

日本未上陸のフランスの子供服のブランドZef(ゼフ)なども以前、MONOPRIX(モノプリ)とコラボして、モノプリだけで手に入るレアな子供服がラインナップされた。やはり女の子用の子供服だったけど。特別なブランドとのコラボの子供服もあったり、また、モノプリオリジナルの子供服もあったりと、モノプリは子供服が本当に充実しています。

MONOPRIX(モノプリ)の食料品などはプライスUPの傾向だけど、モノプリの子供服は、他の子供服ブランドのプライスが高いせいか、気持ち安く感じるし、スーパーで食べ物を買うついでに、入荷したばかりの子供服を気軽に見ることができるから、とても買いやすい。

モノプリの子供服は、ベイビーからあるし、男の子用も他のブランドより多めだと思うので、ママはモノプリでの食料調達中の買い物の間に子供服のチェックを忘れずにした方がいい。とにかく小さい男の子の子供服は、なかなか見つからないから。

モノプリよりも大型で郊外にあるCARREFOUR(カルフール)、Auchan(オーシャン)などのスーパーでもオリジナル子供服を販売している。プチプラで、日本にはないデザインだったり、可愛いものもある!ある!赤ちゃんの時は、BODYなんて、何枚あってもいいから(ミルクとかですぐ首回り汚しちゃうでしょ)だから、こうしたスーパーの子供服ブランドもフランスのママたちからとても愛されているんです。

サイズさえ間違えなければ、日本への子供服のお土産にも重宝します。こういったフランスのスーパーのオリジナル子供服ブランドは、日本にないレア感がプチプラで手に入るのでいい、日本のベイビーや子供へのプレゼントには、とにかく少し大き目のサイズを買っておくことをお忘れなく。

MONOPRIX(モノプリ)のサイトの子供服のページは、新生児から3歳まで3歳以上があります。フランス語だけど、見ているだけで楽しいフランスの子供服があるのでチラッと覗いてみてください。

フランスのママも子供服はネットで!

フランスにも、スペインのZARAや北欧スエーデンのH&Mなどのファーストブランドの子供服が多く出回っているし需要もあって売れてます。それなりに毎シーズン、子供服もトレンドを取り入れていてお手軽におしゃれができるのがこれらファーストブランドの良いところ。

成長もはやくすぐ大きくなってしまう子供たちは、すぐに洋服が着れなくなってしまうから、こうしたお財布にも優しくて、程よく流行を取り入れているインポートのファーストブランドの子供服はフランスではマストです。

フランスのママたちも、メイドインフランスの子供服のブランドにこだわっていないし。フランスの家庭は、共稼ぎが当たり前。忙しいママは、食料品も1週間に一度、これでもか?と思うほどたくさん買い込みます。冷凍食品のPICARD(ピカール)も出番が多いです。

そんなパリの多忙なママたち。子供服に悩んで時間なんてかけていられない。まず、自分が優先な性格だし。それでも我が子はみんな可愛いもの。仕事だけでも忙しいのに、朝と夕方の送迎に夜は子供の宿題と、とにかく息つく暇もないママたち。

だから、さっとネットショッピングで子供服を調達してしまう。ファーストブランドの子供服、ユニクロなどのブランドもネットショッピングできるので、自分の洋服と一緒にネットから買ってしまえばいいわけ。その方が送料もお得だし。

賢いフランスのママは、子供服より子供の靴のネットショッピング利用率がとても高い。兄弟が何人かいる子供を持つママは、断然、大人買い。ブランドをある程度、絞り込んでブランドごとのサイズ感が把握できてていれば、サイトの方が買う方が安いから。子供の靴は、みんな、有名スポーツブランドのスニーカーまでネットで購入している。

私がとってもお世話になったシューズのネットのサイトは、SARENZA(サレンツァ)。オリジナルブランドの靴からNIKEまで子供の靴だけでの約200種類のブランドの品揃え。メンズもレディースもラインナップされていてバックもある。日本にまだ発送していないのが少し残念。

SARENZA(サレンツァ)は、オーダーしたらすぐに発送してくれるから待つ時間のロスも少ない?というポリシーのシューズ専門のネットサイトなんだけど、そこは、フランス。発送は当日でもデリバリーシステムが日本のように発達していないんで。

ネットでのお買い物が主流になっても、デリバリーだけは、全体的にフランスはまだまだのレベル。午前中か午後かと大まかに配達時間を選べるけど、日本のように細かく分かれた在宅の時間帯に届けてくれるサービスもない。

大体、指定した時間に家にいても配達されないこともしばしば。家で待機していたにもかかわらず不在通知がポストに入っていたり。ネットで追跡しても配達中以上はアップされていないからトラッキングの意味なかったり。配送センターに電話しても、配達に出ている以上わからないと言われる始末。配達員に連絡などとってくれない。

こうした受け取りのイライラを解決する方法として、近くの郵便局に送ってもらうやり方や、コンビニがない代わりにデリバリー会社が街の食品や日用雑貨の小売店に宅配便の受け渡しの業務提携をしていて、自宅の近くのこうした受け取り可能なショップをチョイスして受け取ることもできるようになった。

それでも、やっぱりフランス。郵便局ではいつも長い列で待たされるわ、小売店もお昼の中休みがあったりして、、、。こうした個人経営的なお店は、店員の都合で意味不明で閉まっていたりすることもあるんです。

近くの郵便局に荷物が届いているか事前に電話することはできないけど、小売店なら必ず電話をして確認して取りに行く方がいい。もちろん、フランス語ができないとなると直接行ってみるしかないけど。

なんでもアナログ。ネットで便利もある意味、口先だけのフランス。それでも進化はしています。デリバリーは、運さえ良ければ、やっぱり便利だからフランスでも利用した方が賢いですね。

まとめ

子供が大きくなってしまって、今のフランスの子供服ブランド事情となると少し時代錯誤な内容になってしまいました。それでも、ママ歴20年。今でも小さい子供が大好き。フランス人の甥っ子たちは、息子より大きいので、もうパパになっています。その子供たち、特に女の子たちの可愛らしさといったら、たまりません。

女の子の子供服を見て楽しんで、フランスの子供服のブランドの品定めをしながら、お節介なおばあさん気分を味わっています。中でも私が気になっているのが、パリの7区にショップを構えるスペインのティーンズのブランド「Ropachica」ロパキカ。

残念ながらGIRLSのお洋服ブランドなのでBOYSはないけど、スペインの老舗高級革製ブランドLoewe(ロエベ)で長年デザイナーをしていた女性、カローラさんが立ち上げた子供服ブランドは、スペインのブランド=ZARAだけじゃないって思わせてくれる。

Ropachica(ロパチカ)は、本当にキュートでおしゃれでこだわりを感じるブランド。最近のコレクションは、子供服と言うよりもう少しお姉さんになってきています。

パリに来て、スペインの子供服ブランドなんて??思わずに、女の子の子供服をお探しならぜひ、またママ自身にもいいモノ見つかりそうなので、一度、ロパキカにPOP INしてみてはいかが??                                                                                                                                                                                                                                                                             ママ歴30年になる頃は、息子に子供ができる頃かな??と夢膨らみ、一人ニヤニヤと妄想モード。昨今の日本ブームの流れで、日本製の子供服も一部では人気だけど。これからは、今、パリにショップがあるMIKI  HOUSEやユニクロ以外の日本の有名子供服ブランドもパリに進出してくるのかな?どうなんでしょうね〜。

その頃は、フランスではどんな子供服ブランドが人気になっているのかしら?10年後、パリで買い物好きで孫が可愛くて仕方ないおばあちゃんになるのも悪くないですね。(笑)