フランスの結婚と年齢の実情とは?フランスのカップルたちの様子

年齢を気にせずに恋愛し、何度も結婚(事実婚)できるアムール(Amour=愛)体質のフランス人。そんなフランスには、年齢や結婚にこだわらないカップルがばかり。

現大統領の妻は彼の母親と同じ位の年齢だし、中年男性が娘と同年齢の女性と再婚したりと、結婚相手に年齢は関係ないフランスを、日本のオバちゃん目線で語ってみたいと思います。

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フランスのマクロン大統領にみる結婚と年齢

サトミーナ
こんにちは!パリのコーディネーター・サトミーナです。(@SatominaS)

恋愛大国フランス。それはもう、草食系の日本人男子では考えられないほど。フランスは老男若女、恋すること、パートナーがいることに情熱を燃やす社会です。

日本にも、老人ホームのおじいちゃんとおばあちゃんが恋に落ちたり、熟女バーに通う年齢が高い女性好きの男性もいることはいますが。

フランスでは、どうかというと、フランスは女性が年齢を重ねても女であるという見識なので、棺桶に入るまで、そうした男女の恋愛が成立するようです。

男性も年配の女性をただの老人のおばあちゃんと見るだけでなく女性であるということを、どこか意識して接しますし、皆、紳士的に振る舞うように育てられています。

フランス人の年齢差夫婦として、日本でも有名なのは、現大統領マクロン氏と24歳も年齢が上のファーストレディーのブリジットさんではないでしょうか?大統領選の時は、彼らの年齢差ばかりが話題にされていましたね。

彼は、高校時代に同級生のお母さんでもある恩師のブリジットと出会います。そして、二人は禁断の恋に落ちます。当時のブリジットには夫も子供もいましたが、二人の年齢を超えた愛は、止めることもできない程に燃え上がったようです。

二人が生徒と教師という関係から親密な関係になった頃は、さすがに大問題に発展し、彼は田舎からパリの高校に転校させられ、二人は引き裂かれるのですが、そんな周囲の反対をも押し切り、マクロンは、ブリジット一筋、真っしぐらだったようです。

「友達と遊んだり出かけたりすることもなかった」と彼の同級生たちが語っているように、勉強とブリジットだけの高校生活、大学時代を過ごしたマクロン。それだけを聞いただけでも、ちょっと、マクロンも変わってる。普通じゃない気もしますが、、。

また、彼女の方も、結婚して子供もいながら、自分の子供の同級生という若い年齢の男性と恋仲になってしまったのですから、いかがわしい年上女と非難されたりと、周りからの反対も相当なものだったそうです。

それでも、そんな親子ほどの年齢差がある男と不倫のバッシングや好奇の目にも怯むことなく堂々と彼を受け入れ、彼との愛を貫いたブリジットとは、どんなに魅力的な女性なのでしょうか?

同じ女性として、日本の私と同年代のマダム年齢の友人たちからは、「どうして?」「なんで、マクロンは24歳も上のブリジットなの?」「不思議!」と、もうそこばかりに興味が湧いて、が知りたくなってしまうものです。

それより、自分が親として、これから10年くらいの間に、息子のフィアンセとなる女性にお目にかかる可能性があるので、今からドキドキの想像して、心の準備をしておかなければと思っていますが、

もし、自分の息子が20歳も年齢が離れた女性や、自分と同じ位の年齢のマダム女性のを連れてきて、「彼女です!」「結婚したい!」なんて言い出したら、、、。

親に言う前に、その前に、もう、カップルになっているのでしょうけど。知ったら時点で、きっと、倒れて死んじゃうくらい。気が狂うだろうなぁ、、と。はっきり言って、そんな結婚、絶対に受け入れられないだろうし!イヤだ。やめて!ってとなる。これは想像すらしたくないですよ。

さて、ブリジットですが、今では、フランスのトップブランドの洋服に身を包みフッションアイコン的存在で、いつもマクロンの妻として彼の横に寄り添っています。

それでも、彼らが知り合った頃の高校の教師だったブリジットの写真を見ると、失礼ですが、今の洗練されたルックスとはかなりかけ離れた、年齢相応の典型的な田舎のおばちゃんの容姿で、びっくりするというか。

そのあたりの彼女の容姿のビフォアー&アフターは想像しやすいですが、何よりすごいと思えるのが、マクロンは、若さとか年齢に関係なく、彼女が持つ独自のインテリジェンスに魅了されたということです。

若い彼に愛されるって、どんだけのエネルギーを与えられるものなんでしょうかね〜。そして、そんな彼によって、ブリジットは外見的にもチャーミングなマダムに変貌を遂げたわけです。

大統領選の時には、フランスでも、彼らの年齢差は、話題にはなりましたが、別に問題視されるわけでのなく、肯定的な見方をされていました。

アムール(愛)の国、フランスですから、政治家の結婚や愛人問題などのスキャンダルに関してはとても寛容なので、日本の政治家のような不倫の謝罪会見や議員資格を失うこともありません。

ミッテラン大統領など、愛人が葬儀に参列したほどで、インタビューで愛人と隠し子のことを聞かれても「Et alors?」=「だから何?」「それがどうかしました?」と答えたくらいですから。

それでも、フランスの政治家は日本よりも激しくパパラッチに追い回され、ダブロイドのゴシップ記事にされます。それは、まるで、日本人の芸能人かハリウッドスタアのような扱いで、南フランスの浜辺でヴァカンスを過ごすマクロンとビキニ姿のブリジットも週刊誌に撮られています。

では、私の周りのフランス男性に「ブリジットのどこがいい??どこが好き?」と聞いてみると、お年寄りから若者までの全員が「彼女のおみ足が好き、素晴らしい」と答えてきます。

彼女の膝下からの脹ら脛は、確かに美しい。その美しいに「あの年齢で、、、」という言葉がつく。男は、視覚で恋に落ちると言われるけど、フランスの男は、いや、ヨーロッパの男性は、女性の外見も年齢とか若さだけで見ない。

女性に何か一つでも自分に取ってのチャームポイントが見つかれば、また、好みの部位があれば、もうそれだけで恋に落ちたりできるみたいなところがある。

年齢が上がれば上がるほど、カラダのマイナス点が増えるけど、そんな中でも、いつも自分の女としてのチャームポイントを愛おしく大切にすることで、ここフランスでは、とてもポジティブになれる。そんな年齢の重ね方をブリジットから教わったような気がします。

フランスは、別れることを考えて結婚するようなフランス

私がフランス男と結婚した頃にはなかったPACS法(パックス)という法律が、今から20年ほど前にできました。元々は、同性カップルの権利を保護するためにできたPACS法ですが、今、この制度を利用するのは、ほとんどが異性カップルです。

フランスは、結婚する時に、離婚する時のことも考えってと言わんばかりの、はっきりした夫婦間の財産に関しての法的な取り決め、夫婦共同財産か夫婦別財産かを選ぶようになっています。

そのまま、何もアクションを起こさないでいると、自動的に共有財産になるのですが、私の知る限り、フランス人は、この夫婦の財産分与に関して、はっきりさせる傾向が多いのですが、日仏カップルの場合、曖昧のままか、わかってない事が多いようです。

私は、ロンドンで仏男性と結婚した際に、この財産に関しては、イギリス法からフランス法としっかりやっておきました。離婚した今思うと、夫婦別財産にしておいて良かった!とつくづく思います。

結婚するより、離婚する方が、エネルギーがいりますから。経験です。笑。フランスの離婚は、日本以上に大変。協議離婚ができないので、弁護士を雇わないといけないから、とってもお金がかかる。

「お金がないから離婚できない」なんて、愚痴も聞く。私の離婚のケースは例外で、フランス夫と協議離婚できたんですけど。(この経緯は、また、機会があれば、別のブログで!)

フランスは、恋人関係になるとすぐに同棲生活をするケースが多い。東京もそうだが、パリのような大都市は、物価が高い。若くて給料もそう高くなければ、経済的に、一人暮らしをするより、彼や彼女と一緒に住んで、家賃や食費を半々にしないとやっていけない。

カップルが一緒に住む同棲はフランス社会で一般的。そして2人とも働く。20代のそうした同棲カップルは多いが、彼らの結婚感は、日本とは違う。

日本人の女性が思い描く、結婚=三食昼寝付き永久就職みたいな感覚とか、養ってもらうという考えも、フランスにはない。

フランスのPACS(パックス)は結婚とどう違うの?

日本のようにフランスでは、結婚適齢期とか〇〇までに結婚しないと!みたいなことはない。そもそも、ダラダラ同棲をはじめて、結婚というカタチに縛られずに、自分たちのライフスタイルを優先させ、年齢を考えて子供まで産んでしまている。

そうした選択ができる今のフランスの20〜30代のカップルは、結婚はせずに、でもカップルでいる以上、夫婦と同じような権利(例えば、所得の申告など)が得られるPACS=パクス法を利用するケースが増えるのは納得です。

では、このPACS(パックス)は、何が結婚と違うのかというと、さすが恋愛至上主義者のフランス人たち。このPACS(パックス)だと、カップルのどちらか一方の申し立てで、このPACS(パックス)契約を解消できる。つまり、別れるのが、簡単ということ。

このPACS(パックス)制度を日本語訳すると民事連帯契約と、わかりづらい。そもそも日本にない制度だから。だから、日本では、よく、フランスの事実婚とか、内縁の関係と言われてしまう、

なんか、内縁の関係とか内縁の妻とか言われると、ジメジメした暗いイメージを感じるけど、フランスでは、そんなことは、全くありません。だいぶ前からパクセする(pacser)という新しい言葉も浸透してるし。

また、PACS(パックス)の契約は、結婚前の婚約とも違います。そもそも結婚が前提ではないわけだから。

フランスには、このPACS(パックス)以外にも、ユニオン・リーブルという法的な手続きをしていないカップルの形もある。フランス前大統領のオーランド氏が別れたパートナーとは。ユニオン・リーブルだった。

このユニオン・リーブルは、同棲証明書を市役所に発行してもらうことができるだけ。年齢を重ねたカップルで、お互いにそれぞれすでに前の結婚などで子供がいる場合は、はユニオン・リーブルの方が後々、相続などで揉めることもないだろうと思う。

このブログの文字数の関係上、離婚やPACS(パックス)解消後のフランスの子供の親権については割愛させていただきますね。これはまた、機会があれば、、、)

結婚とは関係なく年齢のリミットがあるのは?

フランスでは、結婚=家族を作るではないが、婚姻関係だろうと事実婚だろうと、カップルであれば、人生の重大ポイントは、子供を持つことだろう。

特に女性にとっては、子供を産む、産まないは、一大テーマ。それは、フランスでも、どこの国でも同じ。いくら結婚には、年齢が関係ないフランスでも、女性が子供を産める年齢には限りがある。

年齢が高くなれば、それだけ、体の受精能力も衰えてくるわけだから、リスクは高くなる上、医学的な治療をしなければならない場合も多くなる。

私も不妊治療を経験していて痛感するのは、いくら医学が進歩しても、子作りは時間との戦いということ。結婚後は、まず夫婦2人の生活を優先していました。

そろそろ子供が欲しいなと思った頃、年齢はさほど高くなっていませんでしたが、いざ治療となったときに、これからの限られた時間を考えたら、もっと早くに子作りすれば良かったと大後悔。

同年代の出産経験のない友人のフランス人女性たちからは、この年齢によるリミットで子供を持てなかったことや、PACS法もなかった過去の悲しい体験談などをたくさん聞きました。

そして、彼女たちを見ていて思うのは、年齢が若いほど肉体的な生殖機能が働くのだから、やはりどんなコンディションであっても、産むことをためらってはいけないということ。

現在、フランスの子供たちの大半は、PACSのカップルやシングルマザーによる婚外出産で生まれている。フランスなら日本のように結婚=出産ではないので、世間からの風当たりもない。

経済的なこと、子供に対しての責任、子供の将来を考えると、無責任な言い方になるが、フランスは、日本以上に出産手当や行政のサポートもある。

年齢と結婚も、結婚と出産もフランスではリンクしない。婚外出産が市民権を得ているフランスにデキ婚や授かり婚のような言葉もない。

出産と年齢だけに限っていえば、早く産んでしまえ!もし、彼氏の子供ができてしまったら、シングルでも迷わず産んでしまえ!となるんだけど、、。(中絶を認めないカトリック的な考えですが、私は、カトリックではありません!)

いくらフランスが、結婚と出産がリンクしないと言っても、ここで一番大事なことは、一つの命を授かり産み、育てていくことで、その責任は、まだ、生まれたての可愛い赤ちゃんの育児に追われているうちは、身にしみてわからないもの。

親は子供がどんなに大きくなっても心配するもの。また親としての子供への責任は、死ぬまであると思うから、年齢が若いうちに産むということは、親になる方も、まだ大人になりなりきれてなかったりと、生まれてくる子供の人生に責任が持てるのか?という大きな問題はフランスもある。

PACSや婚外出産に対して、ネガティブな感情はないけど、自分の子供の将来を思うと、いくらフランス人であっても、過去からの因があって、その縁によって一緒になる相手とは、やはり結婚して、子供を持って欲しいと思ってしまうのも本音。

自分でも息子のことになると矛盾しているように思うけど、今はそう思う。でも、それはその時が来てみないと。彼がどんな選択をしていくのかということになる。

相手のあることだから。その女性に対して、年齢や子供だけでなく、ひとりの人間として受け入れて、結婚を決めて欲しい。

フランス人と結婚している日本人女性の年齢

このチャプターでは、かなり一方的な私個人の見方で、フランス人男性と結婚している日本人女性の年齢について書かせてもらいます。

日仏夫婦で妻が日本人の場合、マクロン大統領とブリジットほどの年齢の差はないけど、日本人女性の年齢が上というケースが多いのです。いや、多かった!(過去形)

私の元旦那が年下だったというのもありますが、当時は、今ほど、フランス人と日本人女性のカップルって多くなかった。今では、年齢が若ければワーホリ制度を使ってフランスに滞在できるから、30歳前の日本人女性も増えた。

フランスのワーキングホリデーについて、こちらのブログ「パリに住む方法とそのために必要な条件とは?」に書いています。

フランスの日本ブームのおかげで、日本に行ったことがある、日本をよく知っている、日本にワーホリで滞在したことがあるというフランス人も増えた。フランス人は、ホントに日本人が好きだな、、、って感じるし、特に若い年齢のフランス人は男女共、日本好きが多い。

だから彼らの出会いの場も多く、若い日仏カップルも急増加した。そんな最近の日本通のフランス人男性は、日本女性のことをある程度わかるようになってきたので、通用しないけど、そんな彼らを除いた一般的なフランス人から見た日本人女性というのは、とにかく実年齢より若く見られる。

それも1歳、2歳若く見られるのではなくて、若作りの整形をしていなくても10歳くらいは若く見られる。

白人の肌は、10代までは、ピチピチで美しい。でも20代になると劣化が急速に進むフランス人、それなのに肌の老化に悪い紫外線対策も気にせず、肌を焼くし、日本人とは肌質が違って表皮が薄いから、シワやシミもどんどん増えていく。

特に若返りの整形などをしなくても、日本人女性は年齢不詳のオバケと彼らは言う。確かに同年代のフランス人のママ友もこの10年くらいで、どっと老けた感じがする。私もそれなりに歳を重ねているけど、フランスでは実年齢には見られない。(ここフランスでは、コレって、自慢じゃないです)

年齢より若く見られるのは、日本人女性の容姿や雰囲気が幼いと言うこともあるから、小柄の方だと、子供大人みたいな化け物とまで言われてしまう始末。日本人女性の年齢ミステリー。

フランスにいると、日本の年号が平成から令和へ変わっても、リアルに感じることができない。たとえどんなにネットなどが普及してもその場にる実体験はできないから、どうしても浦島太郎になってしまうところもある。

海外の生活サイクルに身を置いていれば、ある意味、どこか時が止まってしまっているところもあって、私は、自身のずぼらな性格もプラスされ、元号が平成何年とか言われてピンとこないし、自分の年齢すら、平気で、忘れエイジレスになってしまっている。

一般的に男性は、女性よりアンチエイジングのスキンケアをしないで無防備でいるから、年相応か実年齢より老けてしまっている残念なことが多い。当然、白人のフランスの男性も女性よりも老けるのが早い。

だから、実は、この日仏カップル、奥さんが10歳ぐらい年齢が上の姉さん女房です!が意外に多い。そして、見た目からは年齢の差など感じない。違和感なし。づランス人からは、同年代同士にしか見えないわけ。

また、日本人の場合、女性の年齢が夫より5歳も10歳も上だと、本人たちも、また周りも、家族も、やっぱり色々考えたり、言われたりするもの。

日本だと、夫が,2〜3歳か夫婦同い年の結婚なら、年齢について問題視されることはないが、やはり女の年齢が男より二桁以上高いと、本人たちがOKでも、まだまだ結婚となると障害も多い。

確かに上記にも書いたが、子供の問題だと、女性の年齢が高すぎると難しいが、その問題が2人の間で納得いっていれば、周りもうるさく言う権利もないはず。

マクロンとブリジットのような年齢差のフランス人の彼氏がいるパリ在住の日本人女性もいる。もうとっくに70歳を過ぎている彼女は、やはりとてもそんな年齢に見えない。50代の彼氏と並んでいても違和感もない。

大体、フランスでは、カップルの年齢をとやかく言われないし、年齢を重ねても女性は女性として見てもらえるような大人社会であること。

フランスにいると、日本人女性は、年齢コンプレックスから解放されることとは、嬉しい。フランス人男性に面と向かって、若い!若い!と言われると、本当に若く感じてくるから、これまた不思議で、その相乗効果は凄い。

まとめ

さて、今回のブログは、フランスの人たちの結婚と年齢についてでしたが、この類のテーマになると、フランスの私の周りだけでも、様々なカップルが存在しているので、実例を上手くまとめて書くことができず、話が彼方此方に飛んでしまいました。

自分自身もフランス人と結婚、出産、離婚子育てとフルコースで体験しているので、書いているうちに、どんどん伝えたくなっきてしまい、エスカレートして、随分と纏まりがつかない内容になってしまいました。

ただ、とにかく言えるのは、フランスのカップルは、結婚とか年齢とかには縛られていないということ。婚姻があるから家族と言うこともないし、婚外子も多い。本当に色々なケースがあるし、人がとやかく言うこともない。

パートナーがいないことは、寂しいとされるフランスだけど、日本のように、婚活にエネルギーを費やすこともない。結婚式で永遠の愛を誓ったところで、別れということは、死別も含めて必ずくる。

結婚ということにウェートを置かない。ネガティブなイメージも全く感じないフランスの事実婚。長い人生の中で、多くのフランス人は、一度や二度は、パートナーとの生活を解消し、また新しい相手と同棲や事実婚を経験しているもの。

パリで見かける幼稚園のお迎えに来ているパパもママも、日曜日に公園で遊んでいる親子も、フランスの場合、日本人が普通に思うような婚姻関係のある夫婦の家族とは限らない。むしろ違う。

カップルの年齢も男性が歳の離れた若い子と一緒になるろうとも、又、女性が二桁以上年上だろうが、当人たちの問題で、彼らが、それで幸せなら、それでいいのがフランス。みんな堂々とカップル宣言している。

私の周りでも、結婚には興味がなくても、自分より年齢の若い男性が好みも多い。(マダム年齢の女性たち)それも、最低10歳は年下の彼でないと付き合わないとか、、、。

フランスの男性で、年齢の離れた若い彼女と事実婚してるケースもある。エロさはあるけど、ロリコンと少し違う。俳優のヴァンサン・キャッセルのように二十歳くらいの彼女とラブラブなオヤジも微笑ましい。これが、日本のお笑い芸能人とかだと、痛すぎて。周りもいちいちうるさいし。

人は人。個人主義のフランスでは、結婚も年齢もうるさく人から言われないから、居心地良さそうに見えるだろうが、シングルでいる、パートナーがいない、彼氏がいない人には、どんなに年齢が上がっても、うるさく言ってくる人が多い。

彼らの人生、恋愛なし、パートナーなしが考えられないからだろう。それこそ、人それぞれだと思うのに。その点、日本人は、ジジババ年齢になって、恋愛だけがプライオリティーということはないから、そういう意味では、楽な気もしますね。

そして、どんなに結婚とか年齢とかを気にしないカップル社会であっても、そうした環境の中で生まれてきた子供たちのことだけは、自分の人生を優先するばかりでなく、一番に考えて行動して欲しいと思う。

こればっかりは、どんなに仲の良いフランス人の友達たちとも、悲しいけど、今の所まだ、分かり合えたことがないのです。子はかすがいとか、親の無償の愛とかいう言葉もなければ、その意味の深さもわからないのが彼らですから、仕方ないですね。