パリ症候群は日本人だけが罹るの? 【予防と治療法】

パリというと、パリコレやブランドモノのオシャレなイメージをもつ日本人。
フランス人に憧れる日本人。
ステキなパリに住んでみる!仕事したい!
そんな夢をもって、パリにやってくる日本人は、昔も今も多いものです。
パリに憧れてやって来て、パリ症候群に罹って、おかしくなってしまった日本人をたくさん見てきて思うことがあるんです。

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どうして日本人はそんなにパリがいいの?

サトミーナ
こんにちは!パリのコーディネーター・サトミーナです。(@SatominaS)

流行の発信地として、メディアや雑誌、映画などで作り上げられたおしゃれなイメージのパリ。

そんな作られたイメージを鵜呑みにして、パリのすべてがおしゃれであると思い描き、パリジェンヌに憧れる日本人女性は後を絶ちません。

頻繁に、日本の女性誌やメディアがこうしたパリ特集ばかり取り上げるのは、それだけ、このパリが大好きで、憧れる日本人が多いからとも言えます。

パリに憧れ始めたら、すでに無意識のうちに、日本人はパリ症候群の予備軍になっているものなのです。

映画のシーンのような街並みの中、ファッションモデルのようなパリジャンやパリジェンヌが歩いている。

みんながエルメスやシャネル、ルイ・ヴィトンを持っていて、美味しいグルメ&ミッシェランの星付きレストランで食事して、、、そこには、素敵なフレンチボーイフレンドがいて、、、、

日本人は、そうしたパリのデイリーライフは、楽しくて、カッコイイ!おしゃれ〜と、そのままのイメージを膨らましてしまいます。

その溢れる素敵なパリ情報から憧れを膨らませて、渡仏しパリジェンヌと同じようにファッションやメディアなどの仕事をし、フランス人のボーイフレンドを持つことなどを本気で夢見て、それが自分たちでも、実現できると思ってしまうのです。

パリが好きなのは、日本人だけ? いいえ、世界の国から羨望の目で見られるのがパリです。パリという言葉の響きにこうしたイメージを持つのは何も日本人だけではありません。

花の都、パリ。世界都市としての知名度も高く、世界中の人から注目されているパリには、世界遺産の歴史的建造物の中にデザイン性の優れたモダンさを取り入れた多くの有名観光名所が存在します。

パリコレ開催のファッションの中心地。世界中からファッショニスタも集合します。

同じヨーロッパ圏、お隣の国のイタリア人もスペイン人もドイツ人も、ロシアや東欧諸国の人たちもアメリカ人だって、日本人以外のアジア諸国の人たちも、パリに対するイメージは、日本人が抱くそのイメージと同じで、何ら変わりはしません。

現に、パリに住んでいると、そうしてパリに憧れてやってくる外国人や日本人によく出会うものです。自分の周りを見ても、多国籍を持つ、外国人移住者がとても多い。

でも、彼ら、外国人が、日本人特有なシンドロームを発症するということは、聞いたことがない。

パリに憧れる日本人の特徴とは?

そして、このパリに夢を見る日本人は、圧倒的に女性が多い。

最近では、フランス料理の料理人やパティシエ、ショコラティエなどを目指してフランスにやってくる日本男児も増えてはいるが、彼らの夢は、日本人女性の思い描く夢とは異なり、目的も違うので、さほど、こうした適応障害には悩まされない。

こうした日本人女性の多くは、20代〜30代が多く、比較的裕福な家庭で育っている。

日本も年金崩壊、失業率など経済状態は悪化しているが、それでも、日本人の生活水準のどこの国よりも安定している。

幼少期、学生時代を恵まれた環境で過ごし、オシャレや自分に気を使いある程度投資できる時間と経済的余裕がある彼女たち。

仕送りもなくバイトに明け暮れ、ギリギリの下宿生活をしている女子大学生だと、将来の選択肢も限られていて、現実的に外国などに憧れている余裕もないものだ。

こうして、流行に敏感で、簡単にブランドものを身につけることができるような若い日本人女性は、やがて、メディアに作られた虚構の素敵なパリに憧れることによって自分らしく生きる、仕事するなどの自分自身の人生プランをパリという街のイメージに重ね合わせ行くのである。

フランス語を話すようになり、パリジェンヌのようになれると、実現できるように思い込んでいくのが日本人女性なのである。

夢と現実のギャップに適応できない日本人だからパリ症候群になる

そして、夢と期待に胸膨らませ渡仏し、パリ生活をスタートさせた彼女たちは、すぐに、思い描いてきた理想から現実に突き落とされることになる。

メディアで見る美しいパリの街並みも、歴史的重みがある反面、実際には薄汚れていて、インフラも整っていないことに対面する。

日本ほどモダンで清潔でキレイで便利なところで生きてきた日本人は、この街のヴィジュアルのギャップにまず幻滅する。

努力すること、頑張ることが美徳の日本人。フランス語もどこの外国人より必死に勉強する。それでも、観光旅行での挨拶程度のフランス語レベルより上達できない。もともと、フランス語の発音は、日本人にはできない音や口の動きがある。

どんなに練習しても、日本人にとって、こればかりは習得が難しく、一生懸命、フランス人に自分はフランス語を話しているつもりでも「何を言っているのかわからない!」「フランス語を話して!」と、言われる始末。

必死に話している私たちにとっては、これほど落ち込むことはない。話す気力もなくなってしまう日本人も多い。言葉の壁は、フランスに住みだした日本人にとって、とっても厳しいもの。

実は、ここには、こうしたフランス語のハンデだけでない、日本人のコミニケーションの問題が隠れている。

これがパリ症候群発症の要因になっていくのであるが、、、その国の言葉、フランス語が出来なければ、パリで憧れの仕事に就くこともできない。

パリの街には、日本人が思い描く、パリコレのモデルやシックで可愛いおしゃれなパリジェンヌが溢れているようなイメージだけではない。

メディアに描かれているファッショニスタ、おしゃれで素敵なクリエーターや業界人だけが歩いているわけでもない。

ブランドものばかり身につけている人ばかりではない。日本人の方がよっぽどブランド物を持っている。

パリは、NYと並ぶ人種のるつぼ。移民もたくさんいる。浮浪者や乞食、物乞いもいたるところにいる。

そういう光景に見慣れていない日本人は、こうした面でもカルチャーショックを受けるし、また、日本のマスメディアが取り上げるイメージのパリジェンヌは、すでに、彼らのライフスタイルが、出来上がっているのです。

そこに、フランス語もうまく話せない日本人が、突然、やってきても、友達になれるわけでもないし、どうして仲間に入ることができるでしょうか?

夢に向かって、思い描いていた憧れとは、ほど遠い現実にぶち当たる。こうして、パリに住み始めた日本人は、日に日に、疎外感を抱くようになるのです。

日本人のパリ症候群の症状とは?

そして、このパリ症候群という適応障害シンドロームに陥ると、鬱病に似たような症状が現れます。疎外感からくるひとりぼっちの寂しさに、どんどん、落ち込んでいってしまうのです。

言わなくてもわかるという日本文化の中で育ってきた私たちは、自分の意思を伝える、言わなければわからないというフランス文化に馴染めません。

真面目な日本人は、フランス語の文法もバッチリで、話せるようになっても、話すこと、伝えたいことの中身がない、意見がないのです。

自分の意思がない日本人は、自分の意見をはっきり言う、フランス的文化のコミニケーションができません。

そのうち、だんだん被害妄想だけが強くなり、自分は、差別されている、受け入れられていない、、、などと妄想や幻覚に似たような感情すら抱くようになってしまうのである。

そして、落ち込んだり、感情の浮き沈みの激しくなり、引きこもりがちなり、又、内面的には、かなり攻撃的な感情を募らせていくのである。

同じ仲間、パリの日本人との付き合い。又、同じようにパリに憧れて、パリにやってくる日本人女性同士。まずは、同じ語学学校などで知りあい、交流するようになる。

そもそも同じ日本人でも、バックグラウンドが異なり、ただ、パリで出会ったというだけが共有事項。

自分と価値観が同じか、気が合うかなどはどうでもよく、日本人同士の情報交換と助け合いの関係にすぐ発展する。

これも意外と盲点で、彼女たちの特徴は、皆、スーパーフィシャルな外見上のうわべだけの友情関係。

そして、パリに魅力を感じてやってくる日本人女性は、だいたい、自己顕示欲が強く、負けず嫌いな性質を持っているもの。

そうした中、短期間の間に、簡単に、真の友情を築けるわけもなく、逆に自分と同じ立場なら友情関係もどきも成り立っているが、少しでも相手の日本人女性が、自分よりパリでの生活がうまくいっているように見えると、表面的にはあからさまに見えなくても、心では、相手をうらやんだり、僻むのである。

例えば、その日本人の友人に、先にフランス人のボーイフレンドが出来るなんてケースだと、喜んであげる感情より、負けん気の強さからのジェラシーというネガティブな感情オンリーになって、フランス人だけでなく、同胞の日本人からも距離を置いたり、心を閉ざすことになり、さらに複雑な日本人のパリ症候群の症状を生み出すのです。

ノイローゼにも近い状態の日本人のパリ症候群。パリという街独特の空気感も影響して、理想と現実のギャップを全て周りのせいにしていく。

映画や雑誌の美しい街並みも、冬が長く、曇りがちのパリの空の下、薄汚れて見える。生活トラブル(インフラ)を常に抱え、気持ちも閉ざされてしまう。

こうした負のスパイラルにどんどん落ちていく、朝から何もしたくない。頭痛がする。涙がこぼれる、吐き気を訴える。

そんな状態に陥った日本人は、周りを恨むような思考回路になって、完全に精神的バランスを崩したノイローゼ状態に罹ってしまうのです。

パリ症候群が発症しやすい日本人の特徴とは?

パリが好きな日本人女性は、思い込みばかりが強くなっていくようです。

メディアからのイメージそのままを鵜呑みにし、パリはステキ!おしゃれ!という良い面しか見なくなってしまう傾向があります。

最近では、パリに住んで成功しセレブな生活を送っている日本人のブログ、講演会、お茶会などで、そうした人の話を読んだり、聞きいたりする機会がたくさんあります。

そういった会に参加したり、話を聞きに行っても、結局、パリに対しての素敵でおしゃれなイメージと好き度だけが先行しているので、情報入手ばかりに頑張ってしまいがちです。

現地の日本人たちが語る日本との違い、アドバイスには、全く聞き耳を持たないで、とにかく、パリのコネクション作りに励むのです。

一時の感情なのか、パリにハマってしまう日本人女性は、思い込みの好きが強すぎるんですね。

その好きより、まず、自分自身を知らないと本当は、何も始まりません。

どれだけ、私たちが恵まれているか、日本が楽なのか、なんでも日本的な感覚で物事を判断して生きてしまっていることを考えるべきなのです。

私達は、島国育ちで、ある意味、世の中、世界を全く知らないで、パリに憧れているようなものなのです。

その夢を現実にするために、渡仏前に、情報やコネクション作りに勤しむのだが、理想と現実に落ち込む前に、憧れる前に、日本を、世界をもう少し、客観的にしっかり学ぶべきなのだと思うのです。

自分の興味だけや、好きだけでなく、しっかりした世界観があって、初めてパリに憧れて、住もうという計画を立てること大事なのだと思うのです。

日本人だけでなく、多くの外国人がパリに憧れ、移り住んでくる。それだけ、パリには、ロマンを感じる世界があり、多くの外国人も、憧れを抱くものなのである。

なぜ、日本人以外は、パリ症候群にならないのか?

彼らは、自分たちのことを、自国のことを、私たちが自分たちのことを知っている以上に、もっとよく知っている。彼らの国は、日本ほど便利でもなく、きれいでも快適でもない。

だから日本人と同じ夢を持って、パリにやってきても、彼らは幻滅することはなく、自分の目的を着実に現実化していくことができ、日本人のように落ち込んでなどいない。

言葉のハンデも、彼らは、欧米的、大陸的コミニュケーション文化が背景にあるので、元々、日本人のように、言わなくてもわかってもらえる、察してくれるという感覚がない。

日本人の私たちと違って、自己主張していかなければ生きていけないような国に生まれ育ってきている。

完璧にフランス語を話す必要なんてない!日本人にとっても、彼らにとっても、フランス語は難しい。

ただ、同じアルファベット圏の国は、ベースがアルファベットで、ラテン語を起源としている言葉が多いので、確かに日本人より言葉のハンデは少ない。

彼らは、文法がめちゃくちゃでも、話せなくでも、下手でも、自国の読み方でも、変な発音でも、なんと笑われようが、自分の思いをフランス語で伝えようとすることに重点をおくので、そういう時に尻込みする私たちとは、大きく異なる。

イタリア人など、フランス語のRの発音ができない。彼らは、イタリア語特有の巻き舌のままのRで発音する。

日本人の私もフランス語の発音でできないものがある。でも無理はしない。

私は、幸いイタリア語と英語もできるので、日本式のRは、(日本人は、Lの発音と区別ができない)フランスでは、全く通じないから、イタリア風に大げさに巻き舌で発音することで、難なくこうした問題はクリアしている。

発音しにくい言葉は、同義語を使ってみたりと工夫し、なんとか気持ちを伝えていくことができるのである。

文法なんてどうでもいい。言葉は、人と人をつなぐツール。時には、人の意見も聞かずに、自国語とちゃんぽんしながらでも、フランス語を話し続ける彼ら、外国人たち。

そういう精神は、日本人にはない。すぐ、だめだ!と諦めて押し込んでしまうのが、私たち。

語学の問題じゃない!自分の意見がない日本人。日本人は、みんなと同じを好み。自己主張が認められない環境にどっぷり浸かっている。そんな私たちは、外国に住むこと自体、かなりハードルが高い。

日本人のこうした点をまず、認識して、パリに憧れる前に、自分、日本を知らなくてはいけない。

自分たち、日本人がいかに、世界では、特別で異色であるか、いいとか、悪いとかでなく、知るべきなのである。

このポイントが掴めて、渡仏計画を立てるべきなのである。サービスとか、お客だからとかもない、ある意味、平等なフランス。

フランスに来て、フランス人、パリジャン、パリジェンヌは、冷たいとか、文句を言う日本人が多いが、フランス的サービスを嘆くなかれ。

サービス過剰に慣れてしまっている日本人は、なんでもそれが当たり前になってしまう。

日本を一歩出れば、特にフランスでは、日本で受けることができるような万人が受けられるサービスなどない。

日本的サービスを期待するなら、それは、セレブとして、お金をいっぱいを持って、滞在し、どこでもVIP待遇で生活するしかない。

言葉が話せないのは当たり前なので、言葉の問題があれば、できる人、通訳を雇うなどして、お金で解決する。

そう、メディアが描く、虚構のパリを体感するには、お金持ちの日本人としているしかない。それもアラブの富豪並みに。

パリという街の空気感を感じる生活は、お金で買えない価値もあるが、パリほど、このお金で物事を解決出来る世界都市はない。

パリでお金がなければ、日本人がイメージする憧れのパリを経験することはできない。

東京より物価が高いパリで、安いと感じるのは、チーズとバターと円高にもよるが、ルイ・ヴィトンのバックくらいなものだ。

気がつかないうちに重症化する日本人のパリ症候群

パリ症候群を発症しても、日本に帰国せずにいる日本人。不法滞在(学生VISAが切れる)で、就業することもできず、闇でバイトを続ける彼女たち。

フランス人の彼を見つけ、彼のアパートに転がり込んでは別れ、また、新しい彼を見つけ、結婚やPACS(事実婚)などをして、正式滞在することに時間と動力をかける、日本人女性をたくさん見てきた。

はたから見ると、滞在許可書のために齷齪して、夢もいつしか、ただパリに住むだけになっていく日本人に見える。

そんなに日本を捨ててしまうことがいいことなのだろうか。そんなしめったれた気持ちでいても、そんなにパリがいいのだろうかと疑問になる。

これがパリ魔力なのかもしれません。日本に帰りたくない。帰れない、、と。

そうして、パリ症候群の症状がどんどん悪化していき、10年、20年とパリに執着して、時を過ごし、浦島太郎になっていく多くの日本人を見てきた。

パリに執着して長い時を過ごしてしまう日本人は、日本にもパリにも自分の居場所がなくなっていることを気付かなければならない。

そして、本当に、日本に、帰れなくなっていってしまうのだ。

日本に帰りたくない!と思うのではなく、日本にいつでも帰れる!というくらいの気持ちで構えていないと、逃げ場がなくなってしまう。

自身がパリ症候群であることもわからないで、バランス感覚を失って、頑張っている日本人は、周りから見ると、かなりイタいパリの日本人だ。

パリに行って変わってしまった日本人と言われるのもこのタイプに多い。思い描いていたパリの理想と現実、このギャップすら認められなくなる重症度の高い日本人のパリ症候群。

日本人が罹るパリ症候群の治療法は?予防策は?

まず、パリ症候群だと思ったら、症状が重くなる前に、まだ、日本に家族も友人もいる間に、日本に帰国することだ。

パリは、昔も今もそのまま。街並みは、変わらない。パリ症候群の重症患者は、日本に帰国しても、その精神的病は、なかなか完治しないらしい。

でも、そこまでくると、パリ症候群を完治できない日本人というのは、本来、その人の持つ性質であって、彼女たちは、渡仏しなくても、他の物事で、適応障害を起こし、鬱的な病にかかりやすい人たちなのだろうとも思う。

真面目すぎる日本人。フランス人や他の外国人のように、いい加減くらいでないと。なんとかなる、テキトー感覚を身につけないと、世界のどこでも生きづらいものだ。

まとめ

パリに住んだら、日本人には無関係でいられないパリ症候群(パリ シンドローム)が、どんなものかを現地人の視点で、あぶり出してみましたが、理解していただけましたか?

まずは、日本をよく知ることから始めてみましょう。

はたして、本当に、私達、日本人が、日本以外の国で住むことができるのかを考えないといけません。

そして、現地パリに住む日本人の話を、自分の興味に合わせて聞くのでなく、自分をその状況に当てはめながら、リアルな話として聞きましょう。

それでも、現実には、現地の人の体験談よりもっと大変で深刻なケースもあるという仮定も頭に入れ、自分ならできるだろうかと真剣に考えてみるべきです。

何としても!パリに!という頑張る気持ちをあまり持たないでいることも重要。

パリに憧れる思いこみ度をコントロールできるくらいで、いつでも引き返せるくらいの開き直りの気持ちを持って、渡仏して来れば、パリ症候群とは無縁でいられるはず。

日本人は、とってもナイーヴです。(このナイーヴのフランス語の意味が、日本語の意味とは、少し違っていて、フランス語では、幼稚的で、すぐ信じる、鵜呑みにするとい意味があります。)

日本のTVも1日中、ワイドショー番組で情報を流しています。このメディアによって作られたイメージがすべてと思い込むのが日本人なのです。影響を受けやすいのです。

今では、パリはおしゃれで素敵な街というイメージだけではなく、毎日メディアで流されるテロ事件の報道によって、テロで恐ろしくて怖い街とも思われているようですね。

日本人がこうした情報に、一番、敏感に反応すると言われています。こんなところにも、日本人がパリ症候群になる要素が多くあるのです。

まずは、自分の目で見て、確かめること。

いきなり、1人でパリに住む前に、1度は、観光旅行でもいいし、できれば1人旅で来てみてから、暮らす計画を考えて欲しい。

そして、前向きで、開き直りで生きられるくらいの精神的強さを持って、人生を切り開いていけるくらいになれば、パリ症候群なんて全く無縁で、ホントのパリを心底、楽しめるはずですよ。