フランス旅行中に、フランス語で挨拶をしたら、相手からフランス語で何やら質問されることがあります。ボンジュールの挨拶のその後が続かなくて慌てることもあります。
そんな時にフランス語が話せない!どーしよう!と焦らないために、今回は、実際のシーンに使えるフランス語での自己紹介を見ていきたいと思います。
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まずは、自己紹介よりフランス語で挨拶が大事!
今までに、何度もしつこいくらいに繰り返してブログで書いることのひとつに、フランス人が挨拶をとても大事にしているという点があります。口にして言葉にしなければ、相手に伝わらないというのがフランスの文化です。
まず、フランス語で自己紹介をする前に、挨拶を忘れずにすること。これがマナーです。日中の色々なシーンは、「ボンジュール」のひと言から始まります。日没後から晩は、「ボンソワール」です。
アパルトマンなどの建物の中やエレベーターが開く度に、お店に入った時に、スーパーのレジで自分の番が来たら、見知らぬ人でも、ボンジュールやボンソワールと挨拶を言うのが当たり前です。
もちろん、ボンジュールの挨拶以外にも、「サリュー」などの挨拶の言葉はありますが、とてもファミリアルな言葉になるので、旅行中に自分が使うなら、このボンジュールとボンソワールの挨拶だけで十分です。
仲の良い友達なら頬と頬をつけるチークキスのような挨拶も一般的です。旅行中に初対面でこのような挨拶をすることはほとんどないですが。何度か会う関係、友人関係になれば、また、フランス人が好きなフェット=Feteなどの場なら、挨拶もチークキスになってきます。
カップルはもちろん、親子間でも時々あるのが、唇と唇のキスの挨拶です。フランスの挨拶は、とても濃厚です。笑)人と人の距離感が日本の感覚とは違うのです。
だからと言って、フランス人が、いつも濃厚接触を好むかというと、それは違います。人と人が触れあるのすら、気になる嫌がる国民性です。
日本人の満員電車で通勤なんて、フランス人からしたら、考えられないでしょうし、メトロ(地下鉄)の駅のホームなどにあるベンチも、ひとり、ひとりの座席が完全に離れている作りです。これは人のとコンタクトを避けるためと言われています。
挨拶とキス最初は、このボンジュールの挨拶のタイミングも難しいかもしれませんね。ボンジュールは、挨拶としての使い方だけでなく、窓口などで何か尋ねる前にも、窓口の人が女性なら、「ボンジュール!マダム」から始まります。「すいません、、」のようなニュアンスが含まれているのです。
何度も仕事でパリに来ている日本のクライアントさんも、フランスにきたら、とにかく意識して、ボンジュールを言うようにしているそうです。それくらい、日本人には、ある意味で、意識しないと、できないものなのかもしれません。
逆に、コンビニのキャッシャーで無言で買い物するのが普通な感じの日本だと、フランス語感覚で、こんにちは!言うと、変な顔をされたりしますね。ただ、ありがとう!は、言うべき言葉だと思うんですけど。
こんにちは!だけでなく、フランスでは、ありがとう!も本当に良く声にして言います。お客様が神様的な考えはありませんし、上下関係で見れば、売る側の方が上のような立ち位置です。売ってあげている、、というか。
買う側も、買わせてもらって、、、。商品を見せてもらって、教えてくれて、「ありがとう」というスタンスです。このありがとう!だけは、意識しなくても、自分の周りに感謝の気持ち、ありがたい!という気持ちがあれば、自然と口にしているものだと私は思います。
言わなくてもわかる。口にしないとわからない。という極端な文化の違いが日本とフランスにはありますが、やはり挨拶や感謝の気持ちは、口にして伝えた方は良いと思います。
また、こんにちは!の挨拶だけで済んでしまえば、それでいいのですが、それだけでは終わらないケースもありえますよね?
エレベーターのドアが開くすべての階で、ボンジュールを言ったと、笑ってフランス旅行の思い出を話友人もいますが、それは、挨拶だけで終わるケースですね。
そんな通りすがりの挨拶だけで終らないケースについて、次は、そんな場面を想像しながら、フランス語の自己紹介の仕方を見ていきたいと思います。
挨拶の後にフランス語で色々聞かれた時にする自己紹介
思いがけない出会いと挨拶とフランス語
挨拶の基本「ボンジュール」の後に、相手側から、色々質問されて、慌ててしまうなんて事があります。挨拶の後に、カフェやチョップの店員さんから、何やらちょっとしたことを聞かれたりとか。別にナンパとかじゃないですよ!(笑)
フランス語ができなくてもこうしたコミニケーションを楽しめたら、フランスの旅も一味も違ってきますね。相手のフランス人も異国の私たちと交流ができる良い機会にもなります。
ボンジュールの挨拶の後、丁寧に自己紹介をしなければならないようなケースと、タクシーの運転手やカフェ、お店の店員など、一方的に話しかけられるケースがあるかと思います。
タクシーのドライバーさんの中には、陽気でよく喋る人もいます。空港からパリに向かうタクシーでこういったタイプのドライバーさんの車に乗車してしまうと、フランス語の洗礼を受けたみたいで、困ったとか、疲れたとか、よく聞きますね。
こんにちは!の挨拶の後に、相手のフランス人(通りすがりは別)は、質問して来ます。これもちょっとしたエチケットでもあるんです。「どこから来たの?」「何人?」「日本人?」みたいなことを聞かれたりします。
これは、ナンパじゃなくて、ちょっと、興味があるのは確かですが、親切心からだったり、彼ら、彼女ら流のおもてなしのコミニケーションなのです。
ただ、疲れている時に、ベラベラと話しかけられたり、気を使って相手の話に耳を傾けるのも、苦痛ですよね?。相手に合わせて聞いてあげているというこちらの気遣いなどは、伝わらないのがフランス人です。
そんな時は、フランス語で、「ごめんなさい!疲れているので、静かにして!」とか、「フランス語がわかならいから、ごめんなさい!ストップ!」と言ってしまって良いと思います。こうしたフランス語が話せればですが、、。
そんな時に使えるフランス語の簡単フレーズは、「Vous pouvez me laisser s’il vous plaît=ヴゥ プヴェ ム レセ シル ヴゥ プレ=放っといて下さい!お願いします!」S’il vous plaîtは、英語のPleaseになりますので、必ず、付け加えて下さい、そうすれば、決して無礼な言い方でもないですから。
実際に、私も、「ごめんなさい!」って感じで、こうして会話を中断して、車内でぼーっと休息をとっています。ドライバーによっては、自分好みの音楽や、ラジオを聞いているので、(リズムに乗って踊って運転しているドライバーもいますけど)、時々、耳障りなこともあります。
こういう点では、タクシーより、Uberの方が、断然サービスが良いので、車内は、快適です。
最近人気のBlaBlaCarなどのカープーリングでは、ドライバーや乗り合わせた人達との間での、フランス語での挨拶や簡単な自己紹介などができたら良いと思います。
それかから、意外に多く起こるシーンは、フランスの田舎を旅行する場合や、夏のレストランやカフェのテラスの席で、たまたま、隣に座ったフランス人カップル(このカップルの世代も様々です)や数人のフランス人たちと自然に会話が始まるケースです。
「この席が空いてますか?」のように座る場所を探しているんだろうなと、雰囲気でなんとなくわかる相手に、席をゆずったりしたり、空いている事を教えてあげる時も、ボンジュールやメルシーを言いますね。
そして、その流れで、相手のフランス人達から、話しかけられること、、なんていうのもよくあります。フランス人って、実は、とってもフレンドリーで、コミニケーションを大切にする国民性です。
そんな時に、相手が聞いてくることに対して、簡単な自己紹介ができて、また、相手の方の自己紹介もしてもらえたらいいですね。この場合の自己紹介は、全く、形式張ったものではなく、カジュアルな感じです。
そんなくだけた気取らない自己紹介コミニケーションで、その場を楽しむことは、旅の良い思い出にもなりますし、親切心で、地元情報なども教えてくれたりで、良いこと尽くしです。
以前、仕事で、日本の菓子メーカーさんとノルマンディーに視察に行きました。観光地でもない小さな田舎の村にある可愛いレストランでランチをしていたら、隣の席に若いフランス人カップルが来ました。
なんとなく、「どこから来たの?」「日本人?」「何しているの?」などの会話をするようになり、私たちが、ノルマンディーのリンゴやシードルを視察していることを告げると、彼らは、地元で人気のレストランのオーナで、旦那さんがシェフで、奥さんはノルマンディーの農家出身でした。
たまたま、休日で2人でゆっくりしていたということ、ランチの後、私たちを彼らのレストランに招待してくれ、旦那さんのスペシャルな林檎デザートをいただきました。地元のシェフが買い付けに行くようなチーズ屋さんなども案内してくれたりと、、。
ノルマンディーのリンゴについてもたくさん、教わりました。そして、なんと、翌年は、彼らのの協力を得て、日本の菓子メーカーのフランス研修旅行、リンゴの旅を実地したのです。
普段、見ることや関わることができないノルマンディーのリンゴ農家の方との直接のふれあい、レストランでの研修など、偶然居合わせたランチのレストランでのカジュアルな自己紹介の会話がなければ実現できませんでした。
レストランのオーナー夫妻も、こうした突然の出会いよる日本人との触れ合い、同じりんごを愛する気持、仕事に対する姿勢など、共感する部分も多かったのだと思います。
人との縁というのは、国境も国籍も関係ない、挨拶のひとことから、縁があれば、こんな風に発展していくものなのです。今でも、私は、ノルマンディーのこの夫妻とは、FBなどで繋がっていますし、メッセージをやりとりしています。
原因があって、因を積んで、その結果が縁となるのですから、やはり、フランスに行くのなら、フランス語での挨拶は当然で、プラスαのフランス語での自己紹介のミニマム、自分の出身、なぜここフランスに来ているのか?何をしているのか?(仕事や身分)だけは、フランス語で言えるようにしておきましょう。
自己紹介をするということは、自分がどんな人、自分のアピールですから、自己アピールの苦手な日本人は、相手に聞かれて、答えていくような感じで自己紹介になります。
怖がることでもないですし、私が経験したこのようなノルマンディーのランチ以外にも、フランスでは、レストランの隣に座ったシニア世代のご夫婦などから、よく話しかけられたりしますよ!
「娘が日本にいる!」、「行ってきた」とか、「孫が日本のマンガ、アニメが好きで、、、」、「甥っ子が日本人の女性と結婚していて、、、」などと言ってくることも。思いの外、日本との関わりがあるフランス人が多いのです。
相手へのエチケットのつもりで、こうした自分の知っているだけの日本を語ってくれることも彼らなりの気遣いです。そんなシーンを思い浮かべて、使えそうな簡単な自己紹介や相手に尋ねられそうな質問をリスティングしてみます。
挨拶の後に、フランス語で聞かれそうな質問とポイント
まず、挨拶の後にフランス語で自己紹介が始まるような質問「どこから来ましたか?」と聞かれます。これは、たくさん言い方があるので、全部覚えるのは、難しいかも?なので、、、
こんな単語が出たら、多分、国籍やどこから来たか?何人か?と聞かれているんだなぁ、、と想像して答えるくらいでよいと思います。
こうした想像力も語学上達には欠かせませんからね。間違ってしまっても恥ずかしがる事もないですし、こういう場数が語学上達には欠かせません。
また、知らない人同士というシチュエーションになりますから、ここでは、フランス語のあなたの敬称、「Vous=ヴゥ」を使った質問文の例を挙げます。
- Quelle est votre nationalité? / 国籍はなんですか?
- Quel est votre pays d’origine? / どこの国の出身ですか?
- De quel pays venez-vous? / どこの国から来ましたか?
- De quel pays êtes-vous? / どこの国から来ましたか?
- Vous venez de quel pays? / どこの国から来ましたか?
- Vous êtes originaire de quel pays? / どこの国から来ましたか?
- Vous êtes originaire d’où? / どこ出身ですか?(国ではない)
これらの文章をカタカナ表記にして、カタカナ読みで丸暗記しても、あんまり、意味ないかと思うので、極端ですが、単語を拾って覚えておく方法をおすすめします。
あなたの敬称である「Vous=ヴゥ」を聞き取れれば、「あなたは、○◯ですか?」と、私に質問、何かを聞いているというのがわかるはずです。
あとは、「pays=ペイ=国」と、「votre nationalité=ヴォートル ナショナリテ=あなたの国籍」はで、英語のnationalityや「originaire=オリジナー=起源や生まれ」は、英語のoriginと同じ語源です。
それ以外の「Ou=ウ=英語のWhere」と、「Quel=ケル=英語のWhich」は、疑問代名詞です。
こんな簡単な自己紹介のための質問も、これだけ多様な言い方があるとパニックってしまいそうですが。
わからなかったら、「パルドン=Pardon?」とフランス語で聞き返してみれば、何度も言ってくれたり、他の言い方をしてくれるはずです。上に挙げたいくつかのーと同じ文句を使ってくれると思うので、「あぁ!わかった!」となることも。
また、聞き取れた単語を繋ぎ合わせる。聞き慣れたナショナリティーに近いナショナリテとあなたのvousが聞き取れたら、国籍を聞かれているな、、とわかるので、シンプルに、日本人と答えれば、いいのです。
- Je suis japonais. / 私は日本人です。(男性)
- Je suis japonaise. / 私は日本人です。(女性)
とてもブロークンで、伝わることだけがプライオリティーなら、JAPON=ジャポン=日本、japonais=ジャポネ=日本人(男)や、japonaise=ジャポネーズ (女)だけでも、いいと思います。
それで、相手は、日本人なんだ!とわかります。国籍を聞かれていても、TokyoとかOsakaと答えてしまっても、日本からきた=たぶん日本人が、相手には伝わりますから、それでも大丈夫です。
まず、何か、フランス語で返事をしてくれた!というだけで、相手のフランス人は、嬉しいはずです。敷居が高いとか、フランス人は意地悪とか、フランス語がきれいに話せないとダメ!なんて思っているフランス人は実は、少ないですよ。
この何人?どこから来たの?の次に聞かれるパターンの質問が、「今、フランスで何をしているの?」です。これも色々な言い方がありますが、代表的なものを挙げてみます。
- Vous faites quoi ici? / ここで何しているの? とてもカジュアルな聞き方ですが、タクシーの運転手などが、こんなフランス語で聞いてきます。 「Quoi=クワ=英語のWHAT」で、「Ici=イシィ=英語のHERE」です。
- Vous faites quoi en France? / フランスで何しているの?
- Qu’est ce que vous faite ici ? / ここで何をしていますか?
- Qu’est ce que vous faite en France? / フランスで何をしていますか?
また、「Qu’est ce que =ケスク クゥ」で始まる文章は、疑問文なので、何かを聞かれているということが明らかですので、これは、Quoiと同じように覚えておくと便利です。
Quoiは、ホント、カジュアルな使い方になりますから、自分が使うより、聞き取り用として知っていれば良いと思います。
Faireはフランス語の動詞で、多くの意味をっています。英語のDOにあたります。またフランス語は動詞の活用を覚えないといけないので、そこは、省いて、 Vous faites =ヴゥ フェット= You doで覚えておくことをおススメします。
先程、Vous=ヴゥは、あたなのことと説明しましたから、相手からのこのVousが聞き取れれば、私のことを聞いているんだということは、わかりますね。
では、この「フランスで何しているの?」の返事ですが、一番多い答えは、「フランスに観光旅行に来ている」だと思います。
Je suis venu(e) faire du tourisme./ 観光旅行で来ている。
これも覚えるのが長いので、英語と同じ語源の観光=「TOURISME=トゥリズム=観光旅行」と答えるだけで、相手はわかってくれます。
交換留学のような立場でフランスに着いたばかりのような時は、
- Je suis étudiant(e) en échange à la Sorbonne / ソルボンヌ大学の交換留学生です。
- Je suis venu(e) étudier le français /フランス語勉強しに来た。
- Je suis venu(e) pour mon travail/仕事で来ている。
- Je suis venu(e)pour l’exposition/ 展示会に来ている。
女性の場合、(e)をつけます。それによって、étudiantとétudianteなどは、発音が違ってきます。これも、極端ですが、間違えても伝わる事は伝わります。
このようにフランスに来た簡単な理由を、自己紹介の一部のように聞かれたりするシーンも多いですが、これも、文章を覚えるのは、省略で単語でOKとします。
「勉強する= Etudier =エトュディエ」や、「仕事する =Travailer=トラヴァイエ」の動詞の活用をせず、そのまま動詞の不定詞だけで答えても、相手にはわかると思います。
こうしたやりとりの後に続くのが、「日本では、なにをしているの?」、「あたなの仕事は?」のような質問です。
- Qu’est ce que vous faite au Japon ?/ la bas ? / 日本で/そこで、なにをしていますか?
- Vous faites quel métier ? /仕事はなんですか?
- Quel est votre profession ? /職業はなんですか?
「Métier=メティエ」や、「Profession=プロフェッション」は、職業のことですから、自己紹介には、欠かせない単語ですから、ぜひ、この単語は覚えておきましょう。
このような質問をされたら、自分のことを言いましょう。
- 例えば、医者なら、Je suis médecin.
- 会社員なら Je suis emploier de
- 学校の先生なら Je suis enseignant(e).
- サラリーマンならJe suis salarié d’entreprise.
- 建築家なら Je suis architecte.
- 起業家や社長(男)ならJe suis le directeur général de 〜 会社の職種や社名
- 起業家や社長(女)ならJe suis la directrice générale de 〜 会社の職種や社名
このように私は○◯ですのフォームで職業を言う場合と、下記のような、私は、○◯で働いていますという言い方があります。
- Je travaille dans une banque. / 私は銀行で働いています。
- Je travaille dans une agence immobilière./ 私は不動産屋で働いています
- Je travaille dans une agence de voyage. / 私は、旅行会社で働いています。
これらのフレーズを丸覚えできれば、それが一番ですが、自分の仕事の職種だけ単語で言っても相手には伝わります。少なくとも、自分の職業の単語だけは、言えるようにしておきましょう。
自分からする自己紹介ではないにしろ、こうしたことを話す機会が多いと思います。フランス人は、コミニケーティブです。
フランスに来る時は、フランスに来た理由と自分の職業や自分が何をしているのかだけは、単語だけでいいので、言えるようにしておきましょうね!
ま他、フランス語での会話形式で自分のことを聞かれた例文を」いくつかあげましたが、これ以上、フランス語は、無理!疲れているし、話したくない!なんていう時に役立つのが、「フランス語が話せません!」というフレーズです。
- Je ne parle pas bien français. / フランス語が上手く話せません!
- Je ne parle pas de tout français. / フランス語が全く話せません!
などのフレーズで、フランス語が話せないと伝えることができます。この様に言うと、「英語は?」と聞いてくるかと思います。
フランス語も英語もラテン語から来ている言葉は多いですし、同じアルファベットの言語です。日本人よりも早く英語を習得できるはずのフランス人なんですが、、、実際は、そんなこともないですね。
とてもフランス語っぽい、なんちゃって英語でも、コミニケーションをとることの方に趣きが置かれているので、変な文法、フランス語読み英語でも、彼らは英語が話せると言い切ったり、ちゃんぽん英語でも話してきます。
英語ができる? 英語が話せる?は、「Vous parlez en Anglais? 」です。parlerは、話すという動詞。「英語はanglais=アングレ」です。フランス語の単語で英語を意味するアングレも覚えておいたほうが、重宝します。
英語も話せないし、とにかく、疲れてるし、話したくない、、、なんて時は、Je parle que de japonais. / 日本語だけしか話せません!que de japonais =only japanese だけで、通じます。
こう答えても、何とか、知っている日本語、例えば、ポケモン、とかワンピースとか、日本に関する自分の知っている単語を言ってくるフランス人もいますが、、そこで、わからないような顔をしていれば、会話は、自然に終わると思います。
このブログは、フランス旅行やフランス短期滞在のための方に向けての私流のあんちょこフランス語ですので、フランス語を真剣に勉強されたたい方、された方からは、変だと思うでしょうし、他にもっともっと、簡単でわかりやすいフランス語の自己紹介の仕方もあるかもしれません。
フランス語での挨拶と自己紹介:上級編
フランス語での自己紹介ですが、出会いは突然で、これから自己紹介をしまーす!のようなかしこまったシーンは、意外に限られたものだと思います。時に、旅行中は、隣り合わせた人との会話から始まる自然な自己紹介が圧倒的に多いからです。
それでも、丁寧な自己紹介をするシーンを見てみましょう。何人かの人が集まっている席で、1人、1人、順番に自己紹介をしていくようなケースやビジネスシーンになるかと思います。
そうしたステレオタイプのフランス語の自己紹介ですが、どんなフランス語の本にも書かれている「私の名前は、〇〇です」のフレーズ。これは、このようなかしこまった自己紹介の場でない限り、実は、あまり使うことはないのです。
英語でも一番最初に習う「My name is …」と同じように、フランス語でも、私の名前はという言い方「Je m’apelle 〇〇=ジェ マペル 〇〇 」があります。実際、このような言い方で、自己紹介の初めに、名前を話すケースって少ないんですよね。
上のシャプターでも書いたように、突然の出会いで、自己紹介する時、一番最初に、私の名前は、、、で始まらないですし、相手からの質問に答えていくケースがほとんど。
そんな会話の中で、「あなたの名前は?なんていうの?」とか、日本語の名前を知っているフランス人も多いので、先ほを書いたように、知っている日本語を並べてきますから、「あきら?」「ナルト?」「ヨウコ?」「サクラ?」なんていう日本語名が飛び出してきます。
その上、私の甥っ子は、日本人のマユミという女性と結婚しているなど、日本人の名前も知っている限り話してくれます。フレンドリーなんですよ、彼らは。
そんな時に、私の名前は、、、で始まるより、ただ、SATOMIと答えるだけで、十分ですし、短い文章にしてみると、C’est Satomi =セ サトミでOKです。
ちなみに、「C’est=セ」と発音するこれは、英語のIt’sです。このC’estも覚えておくと、なんでも使えますね。
かしこまった自己紹介に戻って、私の名前は○◯です!からのお決まり文句をリスティングしてみます。
- Je m’appelle Satomi.
- Je suis japonaise
- Je suis de Tokyo
- J’habite à Paris
- je suis coordinatirice.
名前、国籍、どこから来た、居住地、学生などの身分や自分の職業などを言いますね。年齢もケースバイケースで言います。
今までに、突然の質問に答えるように自己紹介していく感じと、丁寧にひとり、ひとりが自己紹介していくケースと、自分の自己紹介ばかりを書いてきましたは、
聞かれたら、一方的なのは、よくないですから、相手への気遣いの意味も含めて、こちらからも、相手の事を聞いてあげるのがコミニケーションの基本です。
フランス語がその後、続かなくなったら、フランス語がこれ以上話せない!英語は?みたいに、切り替えたり、わかならいならわからないなりのコミニケーションの取り方ってあるもんなんです!
なので、質問に答えたら、「 Et vous?=エ ヴゥ? =あなたは?」と聞いてあげたら良いかと思います。
また、「Comment vous vous applez ?=あなたの名前はなんですか?」も、「私の名前は〇〇です =Je m’appelle ○◯ .」とペアで覚えておくと良いです。
フランス語のよろしくお願いします!の挨拶
まず、おはよう!やこんにちは!の挨拶の後に、「初めまして!=アンシャンテ =Enchanté(e) 」と言うフランス語があります。このヒトコトの単語で「初めまして、よろしく!」の意味も含みますから、フレンドリーですが、覚えておくと、とても便利です。
「初めまして!お会いできて光栄です」のようなガッツリ決まり文句フレーズもあります。ただ、これは、日本人には、難しい発音があるので、旅行などの短いフランス滞在で使えなくても良いのではと思います。無理して、長いカタカナのフランス語を覚えて伝わらなければ、落ち込みますからね。
こうした決まり文句は、相手が挨拶として使ってきた時に、「あぁ、、挨拶の決まり文句を言っているんだな、、」とが解れば十分ですし、自分は、「アンシャンテ!」で対応できればOKです。
こんな決まり文句を言った後に、流れとしては、本題の自己紹介に入っていきますね。ただ、これも、突然の出会いより、何かフェット=Fêtes =パーティーなどのような場所で、の自己紹介のケースになるかと思います。
- Je suis heureux (heureuse) de vous rencontrer! / お会いできて光栄です!
- Je suis enchanté(e) de faire votre connaissance! / お会いできて光栄です!
- Je suis content(e) de vous rencontrer! / お会いできて光栄です!
- Ravi(e) de vous rencontrer! / お会いできて光栄です!
これらのお会いできて光栄ですのようなフランス語には、日本語のよろしくお願いしますのニュアンスも含まれています。ただ、このよろしく、、、は、やはり初めて会った方に対して、これからよろしく!の意味合いです。
日本語だと、何度も会っている間柄でも、礼儀で最後に、よろしくお願いいたしますとか、物事を始める前に、よろしくお願いします!と初めて会った時の挨拶以外にも、「よろしくお願いいたします」を使いますね。
日本語だと、メールや手紙の最後にも、決まり文句の「よろしくお願いいたします。」が使われます。メールや手紙ならフランス語で Cordialement =敬具があり、これが、広い意味では、よろしく願いいたしますのような決まり文句とも言えます。
カジュアルな感じで、「お願いね!やっておいてください!」、「お願いね!任せたよ!」のような意味で、Je compte sur toi / vousなども使いますが、日本的なニュアンスのよろしくお願いいたしますとは、少し違いますね。
日本とフランスでは、様々な習慣や文化が違うので、フランス語も、カタカナ発音では、どうしても無理がありますし、ニュアンスも、使い方も、参考書など机の上だけでは、学ぶコトができません。
私の経験上、語学を学ぶ上で、また、ボキャボラリーを増やすためには、どうしてもそのシーンやシチュエーションごと、覚えるというコツがあります。
単語を何十回書いたり、発音して覚えるのも大事です。私も、電子辞書の時代に語学を勉強したわけでは、ありません。紙と鉛筆派です。
フランス語をどう使ったかのシチュエーション、友人や知り合い、また、カフェで隣に座ったフランス人たちが、口にしているフランス語を聞き取り、それこそ、カタカナでメモをしておき、後で、家に帰り、調べ、こういう風に使っていたな、、と頭に入れるのです。
そして、同じような使い方をしてみたり、知り合いに聞いてみたり、、と。私の場合、今では、立場が逆転し、息子(フランス語が母国語になります)に、聞いています。また、間違えを指摘されています。涙[
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まとめ
今回は、突然のフランス語での挨拶や自己紹介に最小限のフランス語で対応できるように考えてみたブログになりましたが、とにかく、フランス語ができないからといって、コミニケーションが能力がないわけでもありません。
伝えたい気持ちは、相手に伝わります。文法も、発音も無視して、自分が言いやすい単語、最低限の自分のことだけをフランス語で言えれば、フランスの旅が、一段とゆい意義ですし、忘れなれない思い出となります。
パリジャンやパリジェンヌは、意地悪、冷たいと言いますが、それはイメージだけのような気がします。たまたま、彼らが疲れていたりで気分が悪い=はっきり表に出す国民性なだけで、実にパリの人も、若い子だけでなく、大人の中年以降シニア世代も、フレンドリーに会話を楽しむマインドを持っています。
フランス人やハーフって、よく劣化が早い!って言われるじゃないですか?外見は、子供でも産んじゃうと、どんでもなくおばさんに見える人たくさんいます。また、しわしわのおばちゃんやおじいちゃん、80歳になっても、彼らって、行動が、若いんですよ!
夏などは、パリを流れるセーヌ川でパリ・プラージュが開催されますが、そうしたイヴェントがなくても、日が出ている間、遅い日没まで、ただ座って、ペラペラ、、とおしゃべりしてますよ、若い子だけではありません。女子だけの時もあれば、カップルも、、。グループも。
そんな彼ら、彼女たちが、たまたま隣に座った人たちと会話を始めるのも自然なこと。何も若い子だけでもないですし、ナンパ?という類のものでもありません。そんな突然の様々な出会いがフランスにはあるのです。
旅の醍醐味のその土地の人を知る。コミニケーションが下手な私たち日本人。かしこまったり、黙ってしまうのでは、もったいないです。フランス語を勉強しているならなおさら、机の上のお勉強より、生きたフランス語、フランスをもっと、もっと、身近に感じて、かけがえのない経験をたくさんして欲しいです。